【授業の目的】
さまざまな無機および有機材料の特性と設計方法を学ぶ。 無機固体化学の基礎、結晶性材料の設計方法と実例、有機構造の基礎、極性、材料の特性に応じた分子設計について理解する。
【授業の到達目標】
「授業概要(キーワード)」に記した項目を理解できるようになること。
【授業概要(キーワード)】
元素の種類と性質、化学結合の種類と性質、結晶構造、電気伝導のしくみ、セラミック材料の応用、有機反応、有機材料の応用、プラスチック
【科目の位置付け】
我々の生活に欠かせない種々の材料が、どのような設計指針でどのように作られているのかを知る。
【授業計画】
・授業の方法
授業と演習を組合せつつ、知識の習得を確認しながら講義を進める。
・日程
1周目:有効数字 2週目:元素の種類と化学結合 3週目:イオン結晶と構造 4-6週目:金属材料(鉄) 7週目:金属材料(銅) 8週目:金属材料(チタン、ニッケル) 9週目:半導体材料(ケイ素) 10週目:有機分子(結合と構造) 11週目:有機分子(反応) 12週目:有機材料(天然高分子と人工高分子) 13週目:無機材料(半導体) 14週目:生体材料 15週目:期末試験と解説
【学習の方法】
・受講のあり方
板書と配布プリントを併用するので、特に復習に力を入れて、知識を身につけて欲しい。
・授業時間外学習へのアドバイス
配布されるプリントを読み、不明な点は各自調べること。 プリント、ノートを見返し、不明な点を調べるもしくは質問すること、および宿題を解くこと。質問の受け付け方法は、1. Minute paperに質問を記入する、2.電子メールで質問する、3.来室するなど、どの方法でも受け付ける。 メールアドレスは鵜沼: unuma@yz.yamagata-u.ac.jp。件名には「材料設計化学の質問」と記入してください。
【成績の評価】
・基準
宿題、小テスト、および試験の合計を100点満点で評価し、合計60点以上を合格させる。
・方法
宿題、小テストおよび試験で評価する。5回以上欠席した場合には単位を修得できない。遅刻2回で欠席1回とみなす。
【テキスト・参考書】
授業で取り上げる範囲が多岐にわたるので、特にテキストは指定せず、プリントを配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
原子スケールのみならず、マイクロメートルスケールでの材料設計によって、多種多様な材料が作れることを学んでほしい。
・オフィス・アワー
鵜沼 月曜日16:00~17:00 3-3202室。ただしこれ以外でも対応可能な時間帯があるので、メールで問い合わせられたい。メールには必ず返信します。
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