【授業の目的】
簡単な機械部品のスケッチ,設計,手書き製図,CAD製図を行う.スケッチと手書き製図を通して単に図面を描くだけでなく,機械をかたちづくる方法を学ぶ.また設計を通して簡単な機械部品の設計法を学ぶ.またCAD製図のスキルも学ぶ.「基礎製図」からつながる授業であり.「機械システム設計及び製図II」へつなぐ授業でもある.
【授業の到達目標】
(1)機械工学の基礎力を身に付けること. (2)設計・開発および生産の知識や技術を学ぶこと. (3)ものごとを計画的に成し遂げること.
【授業概要(キーワード)】
機械製図,設計法,製図法,3D-CAD.
【科目の位置付け】
システム創成工学科の学習・教育目標のうち「B.専門分野の基礎力」を養成する科目である.
【授業計画】
・授業の方法
講義および実習(180分×15回程度)を行う. 各課題のはじめに講義を行い,その後,各自で実習(スケッチ,設計,手書き製図,CAD製図)を行う.
・日程
第1回:授業の全体説明(授業概要、授業計画、成績評価の方法、テキスト等)および「課題1:スピンドルのスケッチと手書き製図」説明,スケッチ 第2回:手書き製図 第3回:手書き製図 第4回:手書き製図,検図,提出 第5回:「課題2:CAD製図の基礎,スピンドルのCAD製図」説明,CADチュートリアル 第6回:CADチュートリアル 第7回:CAD製図 第8回:CAD製図,検図,提出 第9回:「課題3:フランジ継手の設計とCAD製図」説明,設計 第10回:設計 第11回:設計,チェック 第12回:CAD製図 第13回:CAD製図 第14回:CAD製図 第15回:CAD製図,検図,提出 ※日程は変更になる場合がある.
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回出席し,実習に取り組むこと. 提出物は期限内に提出すること.
・授業時間外学習へのアドバイス
基礎製図で学んだことを復習しておくこと. 各課題を期限内に仕上げるため,必要に応じて時間外も活用すること.
【成績の評価】
・基準
3つの課題について提出された図面を評価する.総合して100点満点とし,60点以上得点できることを合格の基準とする.
・方法
3つの課題について図面を提出し,それらを総合的に評価する.総合して100点満点とし,60点以上得点できることを合格の基準とする.課題が未提出の場合,単位を認定しない.
【テキスト・参考書】
[テキスト]「基礎製図」で用いたテキストを持参すること. [参考書]特に指定しない.必要に応じてプリント等を配布する.
【その他】
・学生へのメッセージ
機械は3次元(3D)です.立体を思い浮かべてスケッチ,設計,手書き製図,CAD製図を行うとよい. わからないことは積極的に質問すること.
・オフィス・アワー
機械システム工学科事務室前に掲示するので、詳細については各自確認すること.
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