【授業の目的】
我々は,さまざまな場所や場面で情報システムを利用している.本講義では,以下の3点に重点を置き,実社会で役立つ知識を身に付ける. 1)情報処理を行う機器やシステムが,社会において人間とどのように関わっているか理解することを目的とする. 2)情報システムの仕組みについて工学的視点のみならず,社会や企業における経営的な側面も含め,多面的な視点から考えられる能力を養うことを目的とする. 3)情報処理を行うコンピュータと情報伝達を行うネットワークを組み合わせたサービスや機能について理解することを目的とする.
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は, 1)情報処理を行う機器やシステムが,社会において人間とどのように関わっているかについて説明できる. 2)情報システムの仕組みについて工学的視点のみならず,社会や企業における経営的な側面も含め,多面的な視点から述べることができる. 3)情報処理を行うコンピュータと情報伝達を行うネットワークを組み合わせたサービスや機能について具体例を挙げ,説明できる.
【授業概要(キーワード)】
情報システム,コンピュータ,ネットワーク
【科目の位置付け】
本講義は,身近にあるさまざまな情報システムを取り挙げ,どのようなシステムがどのように我々の生活や企業活動に役立っているかを理解するものである.なお,本科目は,システム創成工学科の専門科目である.
【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行うが,理解を深めるため講義中に小課題を課す.小課題により受講者の理解度を確認しながら,講義の進度を調整する.
・日程
第1週:講義の進め方とガイダンス 第2週:情報システムとは 第3-4週:社会,生活基盤としての情報システム 第5-6週:行政やビジネスにおける情報システム 第7週:情報システムと倫理 第8週:情報システムの開発 第9-14週:情報システムとコンピュータ(オペレーティングシステムに関する内容を含む) 第15週:期末試験とまとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
講義には集中して耳を傾けること.また積極的に質問し,講義中に疑問点を解消するよう努めて欲しい.
・授業時間外学習へのアドバイス
不明な点や疑問点がある場合は,書籍やインターネット等を活用し,それらを解消すること.
【成績の評価】
・基準
全講義回数の2/3以上に出席することを単位取得の前提条件とし,総合評価において合計60点以上を合格とする.
・方法
上記の総合評価は,小課題,期末試験をそれぞれ50点とし,その合計によって算出される.
【テキスト・参考書】
【テキスト】 特定のテキストは使用しない.講義資料は,毎週配布する. 【参考書】 神沼 靖子 「情報システム基礎 (IT Text)」オーム社 杉本 英二 「インターネット時代の情報システム入門」同文館出版 黒川 利明 「情報システム学入門」牧野書店 柴山 潔 「コンピュータサイエンスで学ぶオペレーティングシステム-OS学-」近代科学社
【その他】
・学生へのメッセージ
授業内容を十分に理解するため,毎週出席することが望ましい.なお,本講義は小課題を解きながら進め,出席確認は解答用紙の提出により行う.
・オフィス・アワー
時間:水曜日16:00~17:00,場所:8号館305室(この時間帯以外を希望する場合は,事前連絡により日程を調整し対応する.)
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