【授業の目的】
システム創成工学における基本的な知識を実験や演習を通して学習する.各テーマに応じた実験・演習を行うことにより,システム創成工学の専門分野における基礎的知識を習得する.実験・演習レポートやプレゼンテーションを課す. ある程度自分達で実験計画を立て,観察や計測の結果をディスカッションしてレポートにまとめる.実際に目で見たり物に触れることにより知識の習得をより確実なものにするとともに,自由で豊かな発想を促すことなどをねらいとしている.
【授業の到達目標】
1.機械システム工学,情報・エレクトロニクス学,高分子・有機材料工学,化学・バイオ工学に関する専門知識を実践的に応用できる. 2.課題解決に向け,行動手順(実験・シミュレーションの内容と日程)を計画するとともに,グループ内での役割分担を決めて遂行できる. 3.課題に含まれる問題を正しく抽出でき,複数の問題解決方法,設計方法,実験方法などをグループ活動によって立案できる. 4.課題解決のための考え方や得られた成果を正しく説明できる. 5.専門分野に関する文献を調査するなどして習得した知識を基に,専門用語を正しく使用し,かつ図や表を効果的に用いて論理構成が明確なレポートをまとめることができる.
【授業概要(キーワード)】
システム創成工学の主要分野に関する実験・演習,得られた結果の解析・考察,実験計画
【科目の位置付け】
工学の基礎力,専門分野の基礎力,自己研鑽能力・継続的学習能力,グループ活動能力とコミュニケーション能力
【授業計画】
・授業の方法
7人程度の少人数グループに分かれて履修する.数多くのもしくは一つのテーマに取組む.レポート作成やプレゼンテーションを行う.
・日程
選択した分野毎に異なる.例えば機械システム工学分野では,最強ブリッジコンテスト,摩擦制御,振動の可視化,大地熱空調と融雪,熱流体解析ソフトの製作・応用,常温乾燥器,マイクロバブルの応用,小型風力発電機の試作,カーボンナノチューブの合成,マイクロ風力発電,熱伝達率測定,木材乾燥実験,マイコン制御ロボット,新素材開発と強度設計,インタラクティブインタフェースの創成,アイデア創造ロボット実習,アイデア設計・製作コンテスト,マイコン制御システムの製作・実験,材料物性評価試験装置の設計.
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回出席することが前提である.授業時間中に課題に対して効率的に取り組めるように必要な予備知識について各授業前に予習しておく.授業時間に得た学習内容は,自分でまとめて十分に復習し,理解を深めておく.
・授業時間外学習へのアドバイス
各テーマに応じて個別に指示する. レポートは各グループで相談しながら行うことが望ましい.
【成績の評価】
・基準
実験に対する取組み姿勢およびレポートやプレゼンテーションを総合して成績を決定する.
・方法
レポートやプレゼンテーションを重点的に評価する.100点満点中60点以上が合格である.
【テキスト・参考書】
テーマ毎に担当教員から指示される. 必要に応じてテーマ毎に担当教員から指示される.
【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に取組む姿勢が大事である. 講義で理解できなかった点や,疑問に思ったことは積極的に質問に来ること.
・オフィス・アワー
質問等がある場合には,各回の授業担当教員に直接たずねること.
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