【授業の目的】
本講義では、マーケティングへの理解を深め、顧客にとっての価値(顧客価値)、マーケティングの基本的な知識やスキルを学び、技術者に求められるマーケティングの発想力と思考力を身につける。さらにグループワークを通して、商品開発をはじめとしたマーケティング活動を「体系的」かつ「実践的」に学び、技術だけに囚われないイノベーティブな見方や考え方を身につけることを目的とする。
【授業の到達目標】
・技術開発や商品開発などで必要となるマーケティング活動を理解し、実践できる。 ・顧客にとってのメリットや便益となる価値を理解し、適切に説明できる。 ・マーケティング活動の様々な場面で利用する思考法を理解し、実践できる。 ・マーケティングの基本的なフレームを理解し、使いこなせる。 ・製品の魅力を効果的に伝えることができる。 ・課題を発見することができる。 ・自分の考えまとめ、発信することができる
【授業概要(キーワード)】
マーケティング、顧客価値、商品企画・開発、プレゼンテーション、発想力・思考力
【科目の位置付け】
この授業は、マーケティング活動の理解を深め、実践的な手法を身につけることによって、独創性を養い、将来リーダーとして活躍する技術者を育成するものである。
【授業計画】
・授業の方法
授業の方法は基本的には講義を中心に行うが、発想の瞬発力を高めるために、質疑応答や発表を多く取り入れて授業を進めます。また講義内容の理解を深めるためのレポートや、様々な価値観に触れ、発想力を高めるためにグループのワークも交えます。
・日程
第1回目 講義の進め方とガイダンス・マーケティングとは 第2回目 マーケティングの基礎・思考法 第3回目 地域の特産品からみるマーケティング戦略 第4~8回目 マーケティング戦略の実践法 第9回目 プレゼンテーションの極意 第10~11回目 第1回~9回の講義をもとにマーケティング戦略を立てるグループワーク(解説) 第12回 グループワークの進捗およびマーケティング戦略の整合性確認のための中間発表会 (評価・指導) 第13~14回 第12回の指摘を踏まえマーケティング戦略の再考のグループワーク(解説) 第15回目 成果発表会(評価と解説)
【学習の方法】
・受講のあり方
・講義では、皆さんに知識を蓄えていただくだけでなく、実践し効果的に発信できることを目指しているので、自身の意見や考えを持ち、わかりやすく正確に周囲に発信するよう努めること。 ・基本的なフレームを実際に使いこなすことができるように、普段の生活の中で応用してみること。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習は特に必要ありません。授業で得たことを、授業時間外に自分でじっくり考えてください。
【成績の評価】
・基準
成績評価基準に示した「姿勢と貢献」とは、勤勉な態度、積極的な発言(意見や提案)、他の学生や教員に対する授業運営への協力、グループワークでの積極的行動など。レポートは授業で得られた知識に基づき、独自の視点で論述できているかを評価。 以上を教員が逐次把握して評価します。
・方法
・平常点 40点 ・講義の姿勢と貢献 20点 ・レポート 20点 ・その他 20点(成果発表など) なお、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
テキストおよびワーク用フレームのシートなどは、授業時間中に配布
【その他】
・学生へのメッセージ
実践でも使える講義内容です。普段の生活の中で、自己を取り巻く製品やサービスのマーケティング戦略を読み解きながら受講するとより理解が深まります。
・オフィス・アワー
質問等がある場合には,授業終了後に直接お問い合わせください。
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