「オリジナルな建築空間及び住空間のデザイン」
本講義・演習では、建築空間を3次元で捉えることを習得し、オリジナル空間創造の足がかりを作ることを一つの目標としている。個々の人間の営み、敷地・周辺環境と建築の関係性、立ち現れる建築及び建築空間のデザイン等を出来るだけ深く考えることができる能力を身につけることをねらいとする。

模型を主体とした演習とそれを元にした対話を主軸に、空間認識、空間創造、他者へのプレゼンテーションを技術習得の3本柱と捉え、課題・演習を通して、良識ある空間コーディネーター，建築家、地域づくりプランナー、公務員等を目指す諸元的な意識を作り出す。

光、影、環境、空間の多様、スケール感、敷地を読み込み、関係性、図面表現、模型表現、プレゼンテーション、アクティブラーニング◎◇

一級・二級建築士・木造建築士受験資格、インテリアプランナー登録資格指定科目：建築設計製図（学科　必修科目）

演習ならびに対話形式によるエスキース、３次元空間を意識しつつ、模型を作製し、建築空間構成の鍛錬を行う。
演習中に補助プリント、液晶プロジェクター、ＶＴＲ等を用いる場合がある。

第１回 ガイダンス 建築・住環境デザインとは何か 課題説明
第２回 こども環境デザイン（１）現場見学・状況把握　コンセプトワーク
第３回 こども環境デザイン（２）グループ討論　平面／立面
第４回 こども環境デザイン（３）グループ討論　図面作成
第５回 こども環境デザイン（４）グループ模型　模型作成
第６回 こども環境デザイン（５） グループプレゼン作成
第７回 こども環境デザイン（６） 作品発表および評価
第８回 複合的建築の機能的空間（１） グループ模型／図面作成　
第９回 複合的建築の機能的空間（２） グループプレゼン作成
第10回複合的建築の機能的空間（３） 作品発表および評価
第11回複合的建築の機能的空間（４） 作品発表および評価
第12回複合的建築の機能的空間（５） 作品発表および評価
第13回複合的建築の機能的空間（６） 作品発表および評価
第14回複合的建築の機能的空間（７） 作品発表および評価
第15回　住空間デザインに関する未来について　討論
「教育環境デザイン」延床面積10,000〜15,000㎡程度までの小中一貫校(２階建〜5階建)と周辺環境を設計する。
「複合的建築の機能的空間」延床面積2,000〜8,000㎡程度までの公共施設（子育て支援・保育施設・図書館など）、延床面積2,000〜8,000㎡程度までの店舗機能と複合した建築を設計する。

これまでの生活空間や空間体験を振り返り、敷地への戦略、３次元的な視野からの空間エスキース、自己の考えや主張を他者に伝えるためのプレゼンテーションテクニックの習得を目指す。

時間のある限り、模型を作り、3次元的な空間構成を意識しながら、日々建築を考える。建築雑誌などを見て、建築空間への意識を高めること。
自分が作製したエスキース模型等、何度も作っては壊し、建築空間を練り上げる作業を反復する。

模型を主体とした演習とそれを元にした対話を主軸に、空間認識、空間創造、他者へのプレゼンテーションを技術習得の3本柱と捉え、課題・演習を通して、良識ある空間コーディネーター，建築家、地域づくりプランナー、公務員等を目指す諸元的な意識を作り出すこと。

空間エスキス（30点）最終成果物（50点）作品のプレゼンテーション（20点）

テキスト　建築・環境デザインに関する著書
参考書　　各種建築関連誌

一級・二級建築士取得希望者にとっての受験資格認定科目となっている。

質問等がある場合には，授業終了後に直接お問い合わせください。