建築環境エネルギーデザイン
 Energy Design of Building Environment
 担当教員:日高 貴志夫(HIDAKA Kishio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:3年,4年  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
建築環境への理解を深めるため、我々にとって身近な住宅環境に焦点をあてて検討し、安全安心を通じて基本的な概念と環境への理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
1)温熱環境について、討議することができる。
2)再生可能エネルギーについて、討議することができる。
3)省エネ技術を通じてその活用法を説明できる。

【授業概要(キーワード)】
パッシブエコハウス、アクティブエコハウス、温熱環境、再生可能エネルギー、省エネ技術

【科目の位置付け】
この授業は、環境の問題についてパッシブおよびアクティブ技術の視点から理論的に分析し、解決策を提案する力を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式であるためパワーポイントおよび配布資料などを活用する。
・日程
第1回:ガイダンス 快適な住環境
第2回:エコハウス (1)パッシブ・アクティブとは
第3回:エコハウス (2)エコハウス設計の最新技術
第4回:発電方法と効率(1):発電原理
第5回:発電方法と効率(2):発電の種類
第6回:発電方法と効率(3):新エネルギー
第7回:空気対流とその活用方法
第8回:再生可能エネルギー(1):水力発電、地熱発電、ほか
第9回:再生可能エネルギー(2):太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、ほか
第10回:エネルギーの面的利用と融通(地域冷暖房、熱活用)
第11回:世界の発電および送電の特徴と課題
第12回:日本および世界の省エネ技術とその活用法(1)地域区分と省エネ手法
第13回:日本および世界の省エネ技術とその活用法(2)最新省エネ技術概要
第14回:日本および世界の省エネ技術とその活用法(3)ケーススタディー
第15回:発電単価と規制緩和、定期試験

【学習の方法】
・受講のあり方
講義形式なのでパワーポイントおよび配布プリントを行います。必要事項をノートにとって理解を深めることが必要です。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)宿題として指定された課題は必ずレポートとして提出すること。
2)与えられた課題に向けて図書館や学術誌を活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えをまとめておく。

【成績の評価】
・基準
エネルギーに関する基礎知識を身につけ、省エネの基本的概念を適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
レポート60%+期末試験40%の割合で、成績評価を行います。

【テキスト・参考書】
テキストは無いが、下記の参考図書がある。『原子力発電』(電気学会)電気学会通信教育会、『電気事業法の解説』(通商産業調査会)資源エネルギー庁公益事業部 編、『太陽光発電システムの設計と施工』(オーム社)太陽光発電協会、 『発電・送電・配電が一番わかる』(技術評論社)福田務、『グリーン電力』(コモンズ)北海道グリーンファンド、『電力の社会史』(朝日新聞出版)竹内敬二

【その他】
・学生へのメッセージ
理系・文系の学生にもわかる講義内容です。
講義で理解できなかった点や、疑問に思ったことは積極的に質問に来て下さい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」は小白川キャンパス地教1号館日髙研究室において水曜日12:00-13:00の間に設けます。都合がつかない場合は事前に連絡のうえ適時対応します。

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