【授業の目的】
現代社会には様々な建築が存在しますが、特に大規模施設では建築単体として成立することはなく、都市との関係、社会との関係など様々な要素が複雑に絡み合っている。この様な施設を設計する上で必要とされる基本的な設計能力に加え、建築と社会や都市との関係などを理解しつつ、問題発見能力、構想力、表現力などを養う。第一線で活躍する建築家による実践的な指導を行う。
【授業の到達目標】
(1)大規模施設を設計する上で必要とされる基本的な設計能力を養う。 (2)建築と社会、建築と都市との関係などを考える能力を養う。 (3)問題発見能力、構想力、表現力などを養う。
【授業概要(キーワード)】
大規模施設、都市、建築、社会、構想力、表現力、問題発見力
【科目の位置付け】
一級建築士・二級建築士・木造建築士試験認定科目、インテリアプランナー登録資格関連科目、教科(工業)
【授業計画】
・授業の方法
毎回、スケッチ、図面、模型などによって自らの計画案を提示し、それらを基に教員とのディスカッションを経て作品を仕上げていく。
・日程
第1回:課題説明、大規模施設のデザインとは何か 第2回:敷地の読み込み 第3回:基本構想(建築と社会) 第4回:基本構想(建築と都市) 第5回:平面計画の検討 第6回:平面・断面計画の検討 第6回:断面・立面計画・エスキス模型による検討 第7回:平面・断面・立面計画・エスキス模型による検討 第8回:製図(1) 第9回:製図(2) 第10回:製図(3) 第11回:模型作成(1) 第12回:模型製作(2) 第13回:模型製作(3) 第15回:作品提出および講評
【学習の方法】
・受講のあり方
ディスカッションをするため、必ず設計案を持参の上、出席すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から興味を持って建築に接すること。図書館などで建築雑誌に目を通し、実物と見比べることを勧める。 時間内に課題が終わらない場合は、各自で課題に取り組むこと。
【成績の評価】
・基準
(1)大規模施設を設計する上で必要とされる基本的な設計能力を養えたか。 (2)建築と社会、建築と都市との関係などを考える能力を養えたか。 (3)問題発見能力、構想力、表現力などを養えたか。
・方法
最終成果物のプレゼンテーションと講評を行う。 各回での取り組み30%、提出物等70%(プレゼンテーションを含む)の割合で採点する。
【テキスト・参考書】
参考書:コンパクト建築設計資料集成 日本建築学会 丸善 を使用する。
【その他】
・学生へのメッセージ
講義時間内にすべての課題を終了させることは困難な程度の課題量であるので、各自での取り組みを期待する。
・オフィス・アワー
月曜日16:30-17:30を基本とするが、授業終了時、または研究室で随時行う。
|