高分子経済学
 Economic Aspects of Polymer Engineering
 担当教員:馬場文明(BABA Fumiaki)
 担当教員の所属:工学部非常勤講師
 開講学年:4年  開講学期:前期(7/4~7/5)  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:機能高分子工学科  科目区分:専門科目・選択必修 
【授業の目的】
高分子経済学
高分子材料が工業的に生産されるプロセスの発展と、その材料の用途開発や機能性の発現を通じて、現在の我々の日常生活と高分子材料の関わりを理解する。

【授業の到達目標】
高分子材料の持つ特徴について理解し、その材料の経済性評価を高める手法を学ぶことができる。

【授業概要(キーワード)】
エンプラ、機能性、重合プロセス、ポリマー変性、表面・界面、表面傾斜材料

【科目の位置付け】
この授業は、高分子の製品動向と産業の問題について経済の観点から論理的に分析し、解決策を提案する力を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
非常勤講師による集中講義方式で実施する。最後にグループ討議を行う。
・日程
第1日目:7月4日
全体概要説明/高分子産業とは/高分子の歴史と現状/高分子産業による経済成長/プラスチックとエンジニアリングプラスチックス/重合プロセス/機能性付与/変成と改質/中間まとめ
第2日目:7月5日
表面・界面/表面機能性と傾斜構造/プラスチック製品動向/プラスチック製品の将来・経済性/グループ議論/全体まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
講義中は私語、飲食、喫煙は授業中禁止です。他受講生への迷惑行為がある時は場合により退場させます。講師から適時受講生に質問し、理解度をチェックします。
・授業時間外学習へのアドバイス
日常身の周りにあるプラスチック材料を1点持参する。(簡単に持って来れる大きさとする)この材料が何故使われているのかを各自が簡単に口頭発表する。

【成績の評価】
・基準
出席40点、グループ討議20点、レポート40点の割合で成績を評価する。
・方法
グループ討議を踏まえた、課題提出レポートの結果から評価する。

【テキスト・参考書】
授業中に配布する資料、PCによるPowerPointでの説明、黒板(白板)による板書説明
特になし

【その他】
・学生へのメッセージ
人類は歴史的に色々な材料を開発して使って来ました。石器、土器、ガラス、レンガ、コンクリート、銅器、鉄器など。高分子材料の内、天然高分子材料を除く、所謂プラスチックと呼ばれる材料は、人類が採用した最も新しい材料です。この材料と人類の関わりは高々100年に満ちません。この材料が如何に製造されて来たのか、それがどう発展して来たのかを学びます。
・オフィス・アワー
開講日:7月4日~7月5日
問合せ先:伊藤浩志研究室(0238-26-3081)

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