【授業の目的】
ものを作る上で必要となる広義の造形的留意点と基礎的潜在能力としての視覚表現の原理を学ぶ。形体の記号化と立体把握能力、伝達目的としての表現力、発想方法を学習することを目的とする。
【授業の到達目標】
全ての造形活動の根幹となる形体把握を視覚的概念から学び、思考をまとめるための観察能力と図画力として使用できる。平面表現としてのバランスや形態、形式の構成を用いてデザインの構成に役立てることができる。視覚行為の意義を考察し、建築デザインの基礎を説明できる。
【授業概要(キーワード)】
デザイン・構成・視覚・建築
【科目の位置付け】
建築分野を中心に、造形と他の工学的知識の幅広い知識と技術を身に着ける。(アドミッションポリシー)
【授業計画】
・授業の方法
建築とデザインに関わる多様な知識と技術をオムニバスで講義する。
・日程
第1回:バランス①(構造・知覚的な力・心理的バランスと物理的バランス) 第2回:バランス②(重さ・方向)) 第3回:形①(知覚的概念・過去の影響・簡潔さ・簡潔の条件・物理的簡潔) 第4回:形②(簡潔の証明・水準化と先鋭化・生理学的理論・グルーピングの法則) 第5回:形式①(方向の変化・転倒・立体の視覚的概念・エジプト式方法・短縮法) 第6回:形式②(重複・平面と奥行き・傾斜・透明・装飾・実在と形式・想像力) 第7回:日本建築の造形原理(木割) 第8回:日本建築の細部意匠 第9回:建築構造デザインの歴史 第10回:建築構造デザインの原理 第11回:庭園のデザイン(日本) 第12回:庭園のデザイン(西洋) 第13回:環境デザイン(室内) 第14回:環境デザイン(屋外) 第15回:テストおよび解説
【学習の方法】
・受講のあり方
テキストや参考本を購入のうえ、本文に線をひくなどして活用し、積極的に講義に取り組むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
各講義に関連している内容を、図書館やインターネットで検索する。
【成績の評価】
・基準
基本的な概念や用語を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
それぞれの教員提出物20点×5の合計点をもって成績の評点とする。
【テキスト・参考書】
『美術と視覚』アルンハイム著 美術出版社 適宜プリントを配布する
【その他】
・学生へのメッセージ
講義内容の理解が演習に生かされることが望ましい。知識と技術の横断的理解に努める。
・オフィス・アワー
月曜日11:00~12:00 ただし、他の時間を希望する場合は、本人 と相談の上別途時間を設けて、随時対応する
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