地形と災害(人間を考える)
 Landform and disaster(Humankind)
 担当教員:伊藤 晶文(ITO Akifumi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部  科目区分:基盤共通教育科目 
【授業の目的】
突発的で顕著な地形変化が人間社会で発生すると,自然災害になることがあります。自然との摩擦の少ない付き合い方を適切に考えるために,地形に関する正しい知識を身につけ,自然災害の原因を把握することが,本授業の目的です。

【授業の到達目標】
1.地形の基礎知識(とくに地形プロセス)を習得する
2.自然災害(地形災害)の原因を説明できる
3.防・減災のあり方を適切に考えることができる

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業(アクティブラーニング,▽▼■△☆),地形,災害

【科目の位置付け】
本授業は,自然と人間の共生を考える上での重要なテーマである「自然災害」を題材とし,現代社会をともに生きるために必要となるものの見方を養うことを目指しています。

【授業計画】
・授業の方法
授業の前半(第5回まで)はパワーポイントを使った講義形式で授業を行います。授業の後半(第6回以降)は,グループワークや発表など,学生が主体的に参加する活動を中心に進めていきます。
・日程
(以下のように進める予定ですが,受講者数や受講者の理解度等に応じて,内容や順序を一部変更する場合があります。)
1.ガイダンス
2~5.自然災害(地形災害)について ▽
6.対象地域の選定_グループ分け ▼
7~9.対象地域の自然条件を調べる ▼■
10~12.対象地域の自然災害を調べる ▼■
13~14.発表および討論 △☆
15.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
 講義形式の授業では,板書内容だけでなく,図表の説明(口頭での説明を含む)もノートなどに筆記して,授業内容の理解に努めてください。
 授業の後半は,グループワークや発表など学生の主体的な活動を含みます。活動内容は,各回によって異なりますが,グループワークでは事前学習をふまえた意見交換や取りまとめが中心となります。
・授業時間外学習へのアドバイス
グループワーク等の前提となる事前学習では,授業で紹介するWebサイトや参考文献からの情報収集や,各種情報をまとめた図表の作成等を中心に行うこととなります。

【成績の評価】
・基準
地形と災害との関係をふまえて,防・減災のあり方を適切に考えることができること,自分の意見をまとめて他者が理解できるように伝えられることを合格の基準とします。
・方法
第2回~第5回の提出物(20%),グループワーク・発表・討論(40%),レポート(40%)

【テキスト・参考書】
授業で紹介する図表をまとめた資料(プリント)を配布します。
(参考書)
大矢雅彦・木下武雄・若松加寿江・羽鳥徳太郎・石井弓夫『自然災害を知る・防ぐ 第二版』古今書院
水谷武司『自然災害の予測と対策―地形・地盤条件を基軸として―』朝倉書店
など

【その他】
・学生へのメッセージ
自然災害に関する報道など,自然との共生についての考えを深めるための情報に積極的に触れてください。
・オフィス・アワー
他キャンパス(小白川キャンパス)からの出講となりますので,授業の前後をオフィスアワーとします。

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