【授業の目的】
プレゼンテーション、各種デザインから写真・動画投稿にいたるまで、デジタルコンテンツのビジュアル表現に必要とされる基礎技術を理解し、実際に活用できるようにします。
【授業の到達目標】
・ビジュアル表現を構成する要素がどのようなものであるかを理解できるようになる。 ・文字表現、写真表現、色彩設計、レイアウト技法などの各構成要素で使用されるデジタルクリエイティブ技術を習得する。 ・画像編集、レイアウト、映像コンテンツの制作などを体験し、ビジュアル表現を活用できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
ビジュアル表現、プレゼンテーション、グラフィックデザイン、Webデザイン、DTP(デスクトップパブリッシング)、タイポグラフィー、画像処理、アニメーション、映像編集
【科目の位置付け】
この授業では、デジタルコンテンツのビジュアル表現の基礎技術を学ぶことにより、あらゆるモノとコンテンツがネットワークで結びつけられている現代における汎用的技能を習得するものである。
【授業計画】
・授業の方法
以下の内容について、講義(90分)、演習(90分)を各テーマにあわせ行う。
・日程
1)オリエンテーション、ビジュアル表現概論(講義) 2)構成+レイアウト+造形+色彩(演習) 3)画像処理概論(講義) 4)画像処理(演習) 5)タイポグラフィー概論(講義) 6)タイポグラフィー(演習) 7)映像制作概論(講義) 8)映像制作(演習)
【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に授業に参加するとともに、授業以外でもコンピュータに触れる機会をつくること。
・授業時間外学習へのアドバイス
- 授業で習ったことを念頭に、優れたビジュアル表現、デザイン成果物をできるだけ多く鑑賞してください。 - 関連する文献、Web サイトのチュートリアル、オンラインヘルプなどを活用して、より発展的な内容に挑戦してみてください。
【成績の評価】
・基準
演習課題ならびに制作物によって評価します。欠席者に対する特別な配慮はしません。
・方法
出力メディア(ポスター、チラシ、バナーなど)を1つ決定し、実制作を行ってもらいます。(出力メディア、テーマ・掲載内容は任意に設定)
以下の評価項目に沿って採点します。 (デザイン:目的合致性)情報設計をしているか、情報設計通りにビジュアル表現に落とし込めているか (構成、レイアウト)内容の伝わりやすさ、印象づけなど意図した構成をしているか、導線設計を意識しているか (画像処理)使用画像が情報設計に適合しているか、適切な画像処理がされているか、適切な画像形式で配置されているか (造形)グラフィック要素やアイコン、図版などの造形が適切に作られているか (色彩設計)カラーモードが適切か、配色が適切で工夫されているか、色の管理がされているか (タイポグラフィー)文字表現が目的に合致しているか、適切に処理されているか (エラー対処)正しく再現できる納品データになっているか、出力エラーが出ないように作られているか (コミュニケーション)正しく出力するためのコミュニケーションが取れているか、出力仕様書の記入が正しくできているか
【テキスト・参考書】
必要に応じて資料を配布します。
参考文献: 築城厚三、Illustrator CC 試験対策、オデッセイ コミュニケーションズ、2017 築城厚三、Photoshop CC 試験対策、オデッセイ コミュニケーションズ、2017 田中佐代子、論文・学会発表に役立つ!研究者のためのIllustrator 素材集、2018
その他の参考文献は講義で紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
広告・宣伝、建築設計、工業デザイン、雑誌・書籍、製品パッケージ、Webサイト、TVゲーム、CM、TV番組、映画・アニメ、プレゼンテーションなど、数多くの分野でビジュアル表現は多用されており、現在、その制作工程の大半はデジタル化されています。特にビジュアル表現を中心に、制作にあたって必要とされるデジタル技術に対する理解をアプリケーションソフトウェアを通して深めましょう。
・オフィス・アワー
授業に関する学生からの質問は、各回の授業終了後または開始前に受付けます。
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