卒業研究
 Graduation Study
 担当教員:化学・バイオ工学科教員(Faculty Members of the Applied Chemistry, Chemical Engineering, and Biochemical Engineering Department)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)化学・バイオ工学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):複数名
※4年生のアドバイザー教員:木島龍朗(富士通株式会社にて半導体の研究開発経験あり)
 開講学年:4年  開講学期:通年  単位数:10単位  開講形態:講義
 開講対象:応用化学・化学工学コース  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
科学技術に関する知識・情報を総合し、論理的な思考にもとづき、独創性のある新しいものを生み出すために、 豊かな発想力をもって、計画的に仕事を進め、他者と協力しながら、課題を解決に導く能力を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1) 科学技術に関する知識・情報を総合して、科学的な観察や実験の結果をもとに独創性のある新しいものを生み出せる。【技能】
(2) 科学的な観察や実験の結果について、口頭および文章で述べることができる。【知識・理解】
(3) 結果に基づき論理的に思考し結論づけることができる。【知識・理解】
(4) 目的に沿った研究方法を計画し、実験を準備することができ、必要な器具や装置を操作でき、科学的な観察や測定ができる。【技能】
(5) 観察や実験の結果を分類・比較でき、解析でき、討議できる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
研究、真理、発見、工学、産業、科学技術

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
3年次までに学んだ学問や技術を背景として研究テーマに取り組む。4年間の総決算であると同時に、全く未知の世界に入っていることを深く理解すること。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
4月に 研究テーマ及び実施計画 を議論し、その研究テーマに沿って、その研究遂行に必要なスキルを学修し、実験、解析、制作などの課題に取り組む。 11月から12月を目処に、中間発表を発表し、進捗状況を共有しするとともに、質疑応答により研究計画の見直し、卒業論文の構成と執筆計画に関して議論する。 1月に研究題目を決定する。 2月に卒業論文を提出し、卒業研究発表会を行い、質疑応答を行い、卒業論文を完成する。 おおむね下記の日程で授業する。
・日程
第1~4週 研究テーマ及び実施計画に関する議論
第4~19週 研究遂行に必要なスキルを学修し、実験、解析、制作
第20週頃 中間発表会
第21~29週 卒業論文の構成と執筆計画に関する議論
第29週頃 研究題目を決定
第30週頃 卒業研究発表会・卒業論文提出

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
卒業研究は,教えてもらったことを覚えたり正解がある課題に取り組んだりする学習とは異なり,自分から行動を始めて,課題をしっかりと認識し,解決に向けて計画し,実施し,まとめる科目である.自分から行動を起こすことが大切である。担当教員や職員・大学院生とのコミュニケーションを活発に行い、何を理解すべきか良く相談すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
<予習のあり方>
解析や実験を遂行する前に,十分に内容を検討し,計画的に遂行できるよう準備すること.
<復習のあり方>
解析や実験結果を十分に検討し,その修正や次の段階へのステップアップに必要な項目を柔軟に検討できるようにする.

【成績の評価】
・基準
配属研究室のガイダンスに従うこと。なお、中間発表会および発表会の評価方法は次のとおりである。評価基準については後日公表する。
(1)卒業研究中間発表会
研究の目的、社会的背景、研究の特色、実験方法、実験データの解析、考察および卒論提出までの展望(研究計画)に関するプレゼンテーション、デスカッションについて総合的に評価する。
(2)卒業研究発表会
研究の目的、社会的背景、特色および研究成果、プレゼンテーションについて総合的に評価する。
・方法
・方法
卒業研究発表および卒業研究論文作成まで行うことが成績評価の前提である。成績評価基準に従って指導教員が総合的に評価する.コミュニケーション能力に対しては,中間発表会や本発表会において指導教員以外の教員からも評価を受ける.
60点以上を合格とする。 研究不正(捏造、改竄、盗用)が発覚した場合、評点は0点とする。

【テキスト・参考書】
参考書 :山形大学基盤教育院, ""スタートアップセミナー学修マニュアルなせばなる!""山形大学出版会, (2010).

【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究は4年間の学習成果を集大成して行うものである。積極的に取り組み、実のある成果を上げるよう心がけよう。研究は指導教員のアドバイスに従い、年間を通して計画的に行うこと。最先端の理論や技術に触れたり,大学と社会との関わりなどを学ぶ絶好の機会である。受身にならずに積極的に行動し,自分のアイデアを表明すること。
・オフィス・アワー
質問等がある場合は、HP等で担当教員の連絡先を確認し、直接お問い合わせください。

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