市場と生活(経済学)
 Market and Human Life(Economics)
 担当教員:安田 均(YASUDA Hitoshi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
私たちが生活に必要なものを得る市場の成り立ち,生活の糧を得るための働き方と課題,もしもの時のセーフティ・ネット(疾病,失業,定年)のしくみと課題について学ぶ。

【授業の到達目標】
1)市場経済の成り立ちを理解し,適切に説明できるようになる。【知識・理解】【態度・習慣】
2)セーフティ・ネットの仕組みを理解し,現在の何が問題になっているのか,その背景は何か適切に説明できるようになる。【知識・理解】【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
市場経済,セイフティ・ネット

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
の授業は,私たちの生活が市場を媒介に成り立っている様々な側面を考察することで,社会に対する広い視野と深い洞察力の基盤となる知識を習得するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントによる講述と資料の読み取りを併用する。前者ではパワーポイントによって解説し,随時確認問題で内容理解を確認する。後者では新聞記事等を読み合わせた,要約や疑問点を書き出す。
・日程
【改訂4/7】遠隔授業になった場合はメニューの一部を割愛することがあります。
1.ガイダンス
I.市場の成り立ち
 2.資本主義経済の成立,3.貨幣と資本,4.剰余価値の秘密
II.働き方
 5.内部労働市場,6.雇用調整,7.非正規雇用,8.労働時間と働き方
III.セーフティ・ネット
 9.失業給付,10.年金・しくみと課題編,11.年金・対策編,12.医療保険,13.生活保護・しくみと課題編,14.生活保護・対策編
15.まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義後は,配付資料中の確認問題にトライする。解けなければ,資料の関連する箇所を読み直す。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前にWebclassよりスライド配布資料をダウンロードし目を通しておく。

【成績の評価】
・基準
市場経済の動きによって人間生活がどのような影響を受けるか,セーフティ・ネットがどのようにして人間としての生活を保障しようとしているかを毎回の確認問題(択一式)で確認します。また,セーフティ・ネットについては現在抱えている課題を理解したうえで,どのような解決策が考えられているか,を適切に解説できることが合格の条件です。
・方法
第2回から毎回の確認問題3点×14,まとめテスト2回程度58点
(確認問題は通常,講義内容を問う択一式を2問程度出題,年金と生活保護では課題解決策の提案(記述式)を予定)

【テキスト・参考書】
テキストは用いない。参考書としてSGCIME編『現代経済の解読』第3版(御茶の水書房),日高普『経済学』(岩波書店)

【その他】
・学生へのメッセージ
雇用生活とその保障が主な柱ですが,講義内容は限られるので日頃から疑問に思うことや調べてみてわからないことを尋ねてみて下さい。
・オフィス・アワー
月曜日13:00-14:00。

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