山形大学第10回教養教育ワークショップ開催
山形大学では、8月7日(木)に、山形大学教員研修会「第10回教養教育ワークショップ」を実施いたしました。
「山形大学の活性化と授業改革の推進」を趣旨としたものです。
山形大学の本ワークショップは今回で10周年を迎えます。
山形大学からは結城章夫学長はじめ、教職員・スタッフ約50名が、そして、山形大学学外からも大学関係者だけでなく、企業等60名のご参加を頂き120名近い規模のワークショップとなりました。
うちFDネットワーク“つばさ”からは、12校23名のご参加を賜りました。
札幌大学(1名)、山形県立保健医療大学(1名)会津大学(5名)、仙台大学(3名)、東北芸術工科大学(3名)、羽陽学園短期大学(1名)、山形短期大学(3名)、会津大学短期大学部(1名)、鶴岡工業高等専門学校(1名)国際武道大学(1名)、了徳時大学(2名)、日本女子大学(1名)
日時: 平成20年8月7日(木) 10時から16時30分まで
会場: 山形大学教養教育棟
内容 第1部 講演会
演題「観点別教育目標から考えるカリキュラム
・ポリシーの構造」
講師:立命館大学 大学教育開発・支援センター
教授 沖 裕貴氏
第2部 ラウンドテーブル
ラウンドテーブル1「“樹氷”から“つばさ”へ:
今、大学間連携FDを問う」
コーディネーター:小田隆治教授
(高等教育研究企画センター)
ラウンドテーブル2「ICTが拓く大学教育の未来」
コーディネーター:福島真司教授
(エンロールメント・マネジメント室)
ラウンドテーブル3「授業改善の来し方・行く末」
コーディネーター:杉原真晃講師
(高等教育研究企画センター)
第3部 全体会
「山形大学版『人間力』を育成する教養教育の創造」
当日は、冒頭で、立命館大学の沖裕貴教授より、「観点別教育目標から考えるカリキュラム・ポリシー」と題した講演を頂きました。
それぞれ、午後から3つのラウンドテーブルに別れて議論が行われました。
ラウンドテーブル1では、各大学のポリシーに合わせて、それぞれのFD活動を模索することの重要性や、同時に複数のネットワークに参加することによってFD活動を広げることについて議論がなされました。
ラウンドテーブル2では、Googlegroupや、BlackBoardを用いた山形大学でのeラーニングの活用事例が報告され、その導入による今後の可能性についてCSK様よりプレゼンテーションいただきました。また、SNS等のICTを用いたアカデミックなコミュニティをどのように創り出していくことの可能性や困難性についての議論が行われました。
ラウンドテーブル3では、「学び手の実態から創られる授業・カリキュラム」と「教職志望の学生に対する授業研究〜特別支援の立場から」の2つの話題提供を踏まえ、グループディスカッションが行われました。
第3部では、各ラウンドテーブルでの内容が報告され、議論が行われました。ラウンドテーブル3から、グループディスカッションの成果が個別に発表されました。
最後に、立命館大学沖裕貴教授より、これからのFDには教員だけではなく、「スタッフの力」と「学生の力」の有機的な結びつきが欠かせないとの組織的なFDの可能性についてヴィジョンを示していただきました。
詳細は、以下をご覧下さい。
「豊かな授業をめざして」-山形大学による授業改善の取り組み
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