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特色ある教育の開発、教育力の向上をめざして

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 仙台大学 :平良 拓也 


講義の理解の促進役:ミニッツペーパー

私が所属する体育学部は体育・健康福祉・運動栄養・スポーツ情報マスメディア・現代武道・こども運動教育学科の6学科から構成されている。 私は主に体育学科の「スポーツ栄養学」と運動栄養学科の栄養士養成科目を担当している。体育学科では「スポーツ栄養学」が必修科目に位置付けられている。

この「スポーツ栄養学」へのモチベーションはさまざまである。興味があって意欲的に取り組む学生もいる一方で、 必修科目であるが故に単位の修得が目的になっている学生も多く存在する。そのため、私が授業で意識しているのは、単位の修得を目的にしている学生に、 「スポーツ栄養学の面白さ」や「アスリートにとって如何に重要であるか」を理解して意欲的に授業に参加してもらえるようにすることである。そのために私が取り組んでいることは大きく2つである。 1つめは「実践(日常)につながること」、2つめは「授業ごとにフィードバックを得ること」である。

本学の学生の多くは、アスリートとして競技力の向上を目指し、日夜トレーニングを重ねている。また、体育教員やトレーナーなど体育やスポーツと仕事をすることを目指している学生も多くいる。 その学生たちの多くは体育を得意科目にする一方で、数学や生物、化学などのいわゆる理数系を苦手にしている。彼らにとって「スポーツ栄養学」は、栄養素や生理学的な代謝物質などの専門用語(特にカタカナ語)などを覚えることが多い、 苦痛の授業に成りやすい。そのため、講義内容は実践(日常)につながることを意識している。本来、「スポーツ栄養学」はアスリートの競技力向上のために栄養(食事)をどのように摂れば良いかを研究する学問であり、 アスリートの食事に結びついていかなければならない。講義では、実践(日常)でどのように活用できるのかを踏まえながら、エビデンスを踏まえてわかりやすく説明するように心がけている。

本学の学生の多くは、アスリートとして競技力の向上を目指し、日夜トレーニングを重ねている。また、体育教員やトレーナーなど体育やスポーツと仕事をすることを目指している学生も多くいる。 その学生たちの多くは体育を得意科目にする一方で、数学や生物、化学などのいわゆる理数系を苦手にしている。彼らにとって「スポーツ栄養学」は、栄養素や生理学的な代謝物質などの専門用語(特にカタカナ語)などを覚えることが多い、 苦痛の授業に成りやすい。そのため、講義内容は実践(日常)につながることを意識している。本来、「スポーツ栄養学」はアスリートの競技力向上のために栄養(食事)をどのように摂れば良いかを研究する学問であり、 アスリートの食事に結びついていかなければならない。講義では、実践(日常)でどのように活用できるのかを踏まえながら、エビデンスを踏まえてわかりやすく説明するように心がけている。

そして、その講義を理解し、興味関心を持つようになったかはミニッツペーパーを用いてフィードバックしている。今までは紙を使っていたが、毎年400名程度の受講者数で非効率であったこともあり、 今年度からはGoogleフォームのサービスを利用してミニッツペーパーを提出してもらっている。Web上にデータが蓄積されるので、授業の改善への活用を期待している。 ミニッツペーパーでは「今日、学習した中で重要だと思ったこと」「今日の学習を今後に生かしたいこと」「今日の授業をより効果的なものとするための方法」「感想・質問」を回答してもらっている。 特に「今日の学習を今後に生かしたいこと」という問いには『普段の生活から実践したい』や『部活動で共有したい』などと回答する学生もいる。

教育者としても研究者としても、担当している科目(や研究)を面白いと思ってもらえるように伝える能力を高めていきたい。そのためにも、実践(日常)とつながっていることを意識しながら取り組んでいきたい。




   
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