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 会津大学短期大学部 :若林 達司 


会津大学短期大学部におけるFDへの取り組み

 会津大学短期大学部は福島県の会津地方にある公立大学法人会津大学が経営する短期大学で、産業情報学科(定員60名)、食物栄養学科(定員40名)、幼児教育学科(定員50名)の三つの学科から構成されている。 また産業情報学科は経営情報コースとデザイン情報コースに分かれている。

 FDへの取り組みは、短期大学部長の下に企画運営委員会が置かれ、その下部組織として設置されたFD小委員会が行っている。 またこの企画運営委員会とは別に評価委員会があり、その下での小委員会が授業改善に対して活動を行っている。

 本学におけるFDへの主な取り組みは年に1回の研修会の開催である。 研修会の内容は小委員会による議論を経て決定されている。

 2018年度は「大学に求められている障害のある学生への合理的配慮とは?特に発達障害を中心に」というテーマで講師の先生にお話しいただいた。 実のところ発達障害について漠然とした理解しか得られていないと言える現状で具体的な事例を挙げてご説明いただき、今後短大として組織的対応が強く求められることが参加者に共有された。

 また昨年2019年度は著作権に関する理解を深めるべきだろうとの小委員会でのコンセンサスから「教育・研究活動における著作物の利?と倫理」というテーマで講師の先生にお越しいただいた。 講話は2部構成で、第1部では教育・研究活動における著作物の利?について、また第2部では研究倫理と著作権という内容でご講演いただいた。 私たち大学教員は個々の研究の場面で著作権に関係することは言うまでもなく、日々の授業の場面すなわち教材配布や教材提示、さらに授業資料の保存に至るまでどのように著作権に配慮しなければならないかが本研修では詳細に示された。

 本学のFD小委員会で検討される研修内容は多岐にわたり、それぞれが1回の研修では収まりきらない内容を伴っている。 今年度のテーマについても委員の間で活発な議論が行われているが、これらが当然の問題意識として本学全体に定着し、質的改善につながることを願ってやまない。


   
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