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土井 豊
(東北生活文化大学・同短期大学部 FD委員会委員長)
東北生活文化大学の土井と申します。何卒宜しくお願い致します。
唐突ですが、「大学時代は、人生について真剣に思索し、自身の生き方を決める時でもある。その意味でも今後の皆さんは、教員や先輩、友人、書物等から大いに学び、'良き人間'に成長できるよう努力する必要があります。頑張って下さい!」。実はこれ、我が大学における一昨年の新入生オリエンテーションキャンプ時に配布された'しおり'の中の '新入生に一言'という項目のところに載せて貰った私からのメッセージです。最近はこの文章に、「これからは是非、 '親孝行'をしていって下さい。」といったことを付け加えています。というのも、自分を育ててくれた親、或いは保護者のことを大事にできないようでは、決して'立派な人間'などとは評価できないと思うからです。
ところで、学校の教師・教員のことを通常「先生」と呼んでいます。また、これまでも医者や弁護士、国会議員など、いわゆる指導的立場にある人に対する敬称としてもこの「先生」が使われてきました。確かに、学徳が優れた人、或いは自分が師事する人に対する「先生」という言葉には全く違和感などなく、実に身が引き締まるような響きがあります。しかし一方では、他人をからかって「先生」などと呼ぶ場合もあり、呼ばれ方に慣れすぎるのも問題であり、注意が必要でしょう。
他方、この'先生'には、正に字句通りの'先に生まれた人'の意味もある訳です。当然'先生'たる者、自身がこれまで学んできたことや経験してきたことを、いまだ無知・未経験と思われる学生たちに指導・教授することが大切になってきます。勿論、通常の講義やゼミ等の指導でも同様で、あくまでも一人の先輩として'あからさまの姿'で、また'確信ある言葉'で、そして時には'これからの人生のあり方'などについて語り掛け、且つ大いに考えさせることが大切なのではないかと思います。
これまでの私の拙い経験でも、親の言うことなどには全く耳を貸さないような学生達でさえ、こうした機会があると'ふと考え'時には'反省する'のか、よく講義終了時などに寄って来ては「先生のおかげで、なんか新しい人生を歩んでいけるような気がしてきました。本当に有り難うございました…」や、「なんか'やる気'が出てきました」「これからは心機一転、頑張ります!」等々、実に嬉しい言葉を掛けて貰えたことがありました。そんな時ほど、教員としての幸福感にドップリと浸れることなどありません。
とにかく、私も一人の'先生'として、「'先ず生きる人'だけにはなるまい!」と決意し、これからも精進していく所存であります。
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