平成27年4月より国際武道大学で助教として勤務させていただいております西園聡史です。
担当科目は「スポーツ戦略論」、「スポーツ分析法」、「競技スポーツ・文化経営論」、「体育指導・評価法(サッカー)」、「スポーツ技術論」等を担当しており、「スポーツ・コーチング学」、「スポーツ・運動学」を専攻としています。
経歴としては、平成27年3月まで関東の私立大学で兼任講師を続けて参りました。
授業ではスポーツを通じて、大学生の自発性・自主性を育み、大学生の健康を増進していく授業づくりに取り組んでおり、その中でも、講義形式の授業に関して、学生を引き付け、知識を正確に伝えることの難しさに試行錯誤を繰り返しておりました。
そして、今回、FDネットワーク"つばさ"のFD合宿セミナーに参加させていただきました。
セミナーでは、「理想の大学をつくる」として、みなさんの理想を話していく中で、他の先生も同様に、学生を引き付けることに苦慮されていることがわかりました。また、議論の中で、『これからの大学は「地域に根ざした大学(地域化)」と「国際化」を両軸で実行していくべきである。』との意見に共感しました。
そして、「国際性を培う授業」のシラバスを考えるプログラムでは、学生を引き付け、知識を正確に伝えるための具体的な教育策を考えました。
まず、1つ目は「異文化交流」が挙げられ、日本の文化を深く知り、他国の文化を尊重し、選択して受け入れるという策でした。
また、2つ目の教育策として、「コミュニケーションを通じた体験学習」が挙げられました。
言語体験学習は、英語と英語以外の外国語を通じて、言語的コミュニケーションを通じて、互いに学習することを重要視し、非言語的コミュニケーションでは、スポーツを実践する中で、言葉を使わずにジェスチャーやアイコンタクトを用いて、ゴールを目指すことによって、共通の目的があれば通じ合えることを体験させることに着目しました。
これら2つの教育策を実践することによって、「国際性を培う授業」を実践していくという意見に達しました。
今回のセミナーで、他大学の先生の「夢を見つけ叶える大学にする」というお話を聞き、情熱を持ち、授業を行うことの大切さを改めて認識し、自身の授業改善もまだまだその余地があることを知らされました。
このような機会に出席できたことを感謝し、セミナーで学んだことから今後の授業づくり、授業改善に生かしていきたいと思います。