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 相模女子大学 さがっぱ・ジョー(樋川直司)


僕は相模女子大学のフランス庭園にある池に住みついている精で「さがっぱ・ジョー」といいます。学園キャラクターを務めていて、年齢と性別は不明だけど、話すことばは男の子のことばにしているよ。頭についている学園の花であるマーガレットの花びらで占いをするのが特技なんだ。マーガレットの花言葉は「内に秘めた恋」や「真実の愛」で、女子大にぴったりだよね。http://www.sagami-wu.ac.jp/foundation/joe_sagappa/

さて僕は、大学の校舎が戦災で失われた東京の校舎から1946年に今のキャンパスに移転した時からフランス庭園に住んでいるので、時代と共に変わりゆく先生や学生の姿を間近に見ているんだ。昔は今のように女性の誰もが大学に入学できる時代ではなかったから、学ぶ意識が高く、よく学ぶ学生も多かったし、大学のあちらこちらで読書している学生もたくさんいたよ。ところが今は、学ぶことじゃなく楽しむことが目的で大学に入って来たり、目的もなく入学する学生が多いから、意欲的に学ぶ学生は少ないんだ。僕は時々見つからないように先生たちの授業や授業評価アンケートの結果を見ているんだけど、中には内容のあるとてもためになる授業をしている先生もいるよ。でも学生の授業評価アンケートの結果は必ずしも高くないんだ。厳しい先生もいるよ。でも授業中にスマホをいじっている学生を注意しただけでアンケート結果が悪くなる先生もいる。どうしてなんだろう。当たり前に注意しただけなのに。今の学生は自分にとってためになる授業ではなく、与し易い授業が好きなんじゃないのかな? すべての学生がそうだとは思わないけど。FD活動は大切だけど、それと同時に学生が授業や学びに対する前向きな態度や評価する力を身につけないと先生たちの授業改善もうまくいかないし、学生の実力も向上しないと思うよ。僕は学生が大好きでいつも見守っているし、これからもそうするつもりだ。でも、学生はもう少し自分の学びについて考えてもいいんじゃないのかな。それを手助けするのが先生だよ。

 









   
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