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札幌大学 札幌大学女子短期大学部 梶浦桂司
(FD推進委員会委員長 法学部教授)

学生との共同・協同作業を振り返る  本学のFD活動に学生が参画して1年が経過しましたが、長かったような、短かったような1年でした。今年の3月の卒業式で4年生のメンバー6人(事情により途中で活動を中止せざるを得なかった学生2人を含む)は、本当に多くの時間を費やし本学のFD活動に参画してくれました。
 思い起こせば、本学のFD活動に学生が参画するきっかけとなったのは、2008年11月に開催された学生FD会議に、2人の男子学生が参加する機会をえられたことでした。この時、2人の学生は、岡山大学のFD活動に深く学生が参画していることを橋本勝先生のご講演で知ることができ、自分たちと同じような学生達が他大学では積極的にFD活動に参画しているなら、札幌大学でも組織しようと考えてくれました。そこで、札幌に戻って早速、2人が中心的に活動してきたグループのメンバーに声をかけ、12月には学生FD委員会を立ち上げてくれました。このときは、4人でスタートし、執行部としてその後の活動を推進してくれました。この時点で私は、委員会の一員として彼らをサポートしていました。
 その後、2009年度4月から具体的に活動するにあたって、どのようなことをしていくべきかという議論を毎週重ね、岡山大学ですでに実施されている「学生発案型授業」、「授業評価アンケートのフォーマットの点検、実施方法についての検討」、「学内FDフォーラムの企画・運営」とさまざまなことについて検討を重ねました。昨年度4月より、私がFD推進委員会の委員長となり、教職員で構成される委員会へ学生FD委員会の執行部をオブザーバーで参加してもらうこととし、教職員の参加する委員会レベルでの参画もできるようにしてきました。
 こうして、彼らとともに検討、議論したもののうちすでに実現しているものとして、「サツトーーーク」として、学内フォーラムを企画・運営しています(昨年度は3回、今年度1回実施)。また、授業評価アンケートについては、中間アンケートの実施や学期末アンケートのフォーマットの変更にも彼らの意見が反映されています。さらに、学生発案型授業についても、次年度から授業化される予定で学内的にも議論が進められています。
 学生たちの動きは、非常に速く、彼らが真剣に議論したことをいかに実現可能なものにするかということが、大きな課題でもあります。これには、事務局サイドの理解も必要になります。この点、本学においては、学生FD委員会のメンバーの真剣さが、多くの職員の方々に伝わり、これまで以上のバックアップを事務局から得られるまでになりました。
 学生・教員・職員の協働、協調した本学FD活動が、現実に行われ始めたことに対して学生FD委員会のメンバーたちに感謝、感謝です。

   
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