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 仙台大学  仲野 隆士
 (教育企画部長)
 

   学内FD改革1年目の目玉:FDカフェを振り返る

 仙台大学のFD活動は、教育企画部の構成委員会の一つである教育改善企画委員会が推進役となっています。22年度は、学長が兼務されていた部長を私が引き継ぎ、同様に委員長も交代となったため、阿部悟郎委員長と二人三脚で一から勉強し暗中模索の改革がスタートしました。
 委員会の活動事態は、前年度より継続して担当する委員が数名おられたこともあり、比較的問題なく遂行することができました。一方、メンバーの大幅な入れ替えに伴い、新たな試みも検討することにしました。その結果、若い先生方の斬新なアイデアが出され、改革の目玉として取り組むことにしました。それが、通称「FDカフェ」です。私も阿部委員長も、新しいことにチャレンジすることに対しては積極的な面があり、この試みに大いに期待しました。具体的な内容は、学科の枠を越えて学生たちが集まる学生食堂のステージを舞台とし、1回目は体育学科の学生代表3名と教員2名が、2回目はスポーツ情報マスメディア学科、3回目は健康福祉学科というように、学科ごとに昼休みの時間を利用し、学食のステージで学生と教員がFDに係わるテーマで意見を述べ合ったり、課題を洗い出したり、改善点を模索したりするといったものです。
 開催した結果はどうであったかというと、1回目は事前の告知が曖昧であったこともあり、ほとんど興味関心が寄せられずに終了。そこで、2回目は事前告知もさることながら、各テーブルにどこからでも見えるような補足資料を置いた結果、ある程度話に耳を傾ける姿勢が見られました。3回目は、更に修正するということを繰り返した結果、徐々にFDカフェへの手ごたえがつかめました。何事もそうですが、初めから上手くいくことはなかなかありません。継続は力ということを信じ、学内FD活動の改革を進めていく所存です。
2年目の今年は、東日本大震災からの復興が最優先されますが、FDカフェも継続・充実させたいと思いますし、新たな試みにも取り組めたらと考えています。

   
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