Japanese/Englishリンクお問い合わせ

特色ある教育の開発、教育力の向上をめざして

週刊・授業改善エッセイ
つばさとは?
つばさ連携校
事業内容
FDカレンダー
週刊・授業改善エッセイ
あっとおどろく大学事務NG集
 
 

 東日本国際大学  矢邊 均
   
 


 本学は平成23年度卒業生の就職内定率100%を達成することができました。これは、面倒見の良い大学として、人間力の形成に重点を置いた教育を実践するわが大学スタッフが一丸となって学生たちに向き合い、学生たちとともに勝ち取った誇るべき成果であるといってよいと思います。
 ただしこの100%という数字の達成は、それが新たな本学の試練のスタートであることも意味します。数字だけが独り歩きしないよう、さらなる努力をしていかなければならないという新たなそして困難なハードルに向き合わなければならなくなりました。大学のユニバーサル化により本学も多様な学生を迎えるようになり、これら学生たちに向き合うわれわれ教員もこれまでのFD活動を通しさらなる教育の充実と実践に努力してきました。しかし、そのような努力がユニバーサル化のすすむ大学教育においては、常にさらなる検証、改善、工夫、実践をもとめられるエンドレスの状況が将来的にも続くであろうことを認識せざるを得ないのもまた現実であると思われます。
 教員間でもまじめに勉学に取り組もうとする学生の意欲をそぎかねない問題行動ないし逸脱行動をとる学生がいるという共通認識があります。「学生授業評価アンケート・授業改善のための相互見学訪問などに基づき各教員はそれぞれに授業の工夫・改善をはかっているが、それにしても最近の学生の受講態度には問題があり、教員はそれへの対応に苦慮している」、「個別的な対応では効果が薄く(厳しく対応する教員はむしろ授業評価アンケートで学生からリベンジを受ける)、共通して対応が必要ではないか」といった声が上がってきていることも確かです。そこで、これを改善することが上記現実に真剣に向き合っていくうえできわめて重要であるという共通理解のもと、本学FD委員会が中心となり学生委員会・教務委員会共催で「学生の受講態度と教員の対応についてのワークショップ」と題した研修会を開催することになりました。この研修会では、特に以下の3点を中心に意見交換を行う予定になっています。1.学生の受講態度の実体はどのようなものか、2.問題ある受講態度に対していかに対応しているか、3.上記に対して、どのような共通対応策がとられるか、です。
 研修会の開催日時がこのエッセイの掲載後に設定されており、研修会の趣旨と概要をご紹介するにとどまりましたが、機会があればこの研修会の成果についても改めてご報告したいと思っています。

   
  Copyright 2009 Yamagata University higher education research project center , All Rights Reserved.
 
このホームページに関するご意見・お問い合せは、山形大学高等教育研究企画センターまで。
山形大学 高等教育研究企画センター 〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
TEL:023-628-4707 FAX:023-628-4720 k3cen@jm.kj.yamagata-u.ac.jp