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挨拶

山形大学長の結城山形大学長の結城です。
本日は、「FDネットワークつばさ」の結成記念集会に、北海道、東北、関東の各地から、このように大勢の高等教育機関の方々にご参加いただき、ありがとうございました。ホスト校を代表して、心から御礼を申し上げます。

今、大学の学士課程教育の質をどのように保証していくかが、大きな政策課題となっています。この観点から、平成20年度、この4月からは、各大学の学部教育において、教育の内容や方法を改善する組織的な取り組みである「ファカルティ・ディヴェロップメント(FD)の実施」が義務付けられることになりました。
FDは、すべての高等教育機関に共通した課題です。研究の場合とは違って、大学間で競い合うような問題ではありません。各機関が協調・協力し、それぞれが持っている知恵と経験を出し合って、自らのFDの充実・強化を図っていくことが大変に有効な分野だと考えています。

このようなことから、平成16年度の文部科学省「現代GP」の採択課題として、山形県内の6つの大学・短期大学が協力し合って、「地域ネットワークFD樹氷」を進めて参りました。
そして、平成20年度からは、この「樹氷」の経験と成果をベースにして、山形大学から北海道、東北及び関東の高等教育機関に呼びかけをして、東日本地域を対象に、「FDネットワークつばさ」を結成することといたしました。これまでに、合計34の大学、短期大学及び国立高等専門学校から、この「つばさ」に参加するとの表明を頂きました。

このようにして、本日、この「つばさ」の結成記念集会を開催するはこびとなりました。
本日の記念集会には、文部科学省から、鈴木敏之・高等教育政策室長をお招きしております。鈴木室長は、中央教育審議会が進めている「学士課程教育の改革」の審議の事務局を努めておられます。中教審では、今、「学士課程教育の再構築に向けて」と題する答申の作成が、大詰めの段階にありますので、本日は、その審議状況や、学士課程教育におけるFDの位置づけなどのお話を伺えるものと楽しみにしております。

また、この「FDネットワークつばさ」を進めていくためには、ある程度の活動資金が必要なわけですが、今回、幸いなことに、財団法人「新技術振興渡辺記念会」様から、平成20年3月から2年間に亘り、年間1000万円強のご支援を頂けることとなりました。
本日は、この財団法人の理事長であられる武安義光様、及び技術参与の高木喜一郎様にも、この記念集会と、この後の祝賀会にご参加をいただきました。
私ども関係者一同、ご支援いただいた資金を最大限有効に活用させていただくことをお約束申し上げますとともに、財団法人「新技術振興渡辺記念会」様のご支援に厚く御礼を申しあげます。

私ども山形大学は、このネットワークつばさの事務局をつとめさせていただきますが、ご参加の34機関は、すべて対等の立場であります。参加機関のそれぞれが、一緒に手を携えて、知恵と力を出し合って、FD活動の充実・強化のために努力していきたいと思っています。
また、このネットワークは、オープンで、バリアフリーな運営にしようと思っておりまして、将来、今日の段階の34機関以外の機関がご参加していただけるのであれば、いつでも大歓迎ということで対応して参りたいと考えています。

それでは、山形大学は、これからも、できるだけ多くの高等教育機関と連携・協力し、力を合わせて、FD活動の充実・強化のために努力していくつもりであることを申し上げ、私の開会に当たってのあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。



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