ヨーク・セントジョン大学 York St John University  2015/11/18

https://www.yorksj.ac.uk/

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片寄 礼夏(かたよせ・あやか)
2015年9月から英国ヨーク・セントジョン大学に留学
山形大学大学院(理工学研究科機械システム工学専攻)
出身:福島県いわき市
好きなこと:ジャズ、読書、映画鑑賞、水泳

 

【学習報告書】 2015年9

◎授業

イギリスへ来てから1カ月が経ちました。イギリスでの生活にも慣れ、毎日楽しく過ごしています。登校初日は学校に関するオリエンテーションと簡単なテストがあり、それによってクラス分けがされました。クラスは上から順に4.1  Advance class、3.2  Upper Intermediate class、3.1 Intermediate class、 2.1  Pre Intermediate classの四つに分けられ、私は3.1のクラスになりました。午前は配布されたテキストに沿った文法に関する授業、午後はトピックに基づいた総合的な英語力のスキルアップを目指す授業を受けています。

現在の私のコースは、山形大学と同様にヨーク・セントジョン大学との協定校である東洋大学と神戸松蔭女子学院大学からの留学生が多く、3分の2が日本人であるという状況です。そのため、多くの学生が日本語を使っているのですが、私は友達同士でなるべく日本語を使わないように心がけたり、日本以外の国の友達と会話をしたりするなど、できるだけ英語で会話をするようにしています。

34また、授業以外にFree English Classという誰でも受講可能な英語の授業があります。これは期間限定で開講されており、ヨーク・セントジョン大学でティーチングを学んでいる学生が留学生に授業をするというものです。これは通常の授業に比べて日本人の割合が低く様々な国からの学生が参加するので、通常の授業とは違った学び方が出来ます。

◎生活

35宿泊先はヨークの地元のホストファミリーのお宅にお世話になっており、平日の朝食、夕食と休日の3食を提供していただいています。イギリスの食事は美味しくないということで有名なのですが、家庭料理を食べてみたところ美味しくないということはないと思いました。家庭料理は半分以上が冷凍食品なのですが、手作りの料理はシンプルなものが多く、味付けも日本人にあったものが多いのでとても美味しかったです。

ホストファミリーのお宅での洗濯は大学側から1週間に1度と決まっているらしく、私の場合は毎週日曜日に洗濯をしてもらっています。最初の週に洗濯物が溜まり着る服がなくなってしまった時は、ホストファミリーに頼んで他の曜日にも洗濯をしてもらえるということだったので、ホストファミリーとの交渉で洗濯の回数は適宜増やしてもらえると思います。

◎経費

宿泊料について報告します。EPD(English for Personal, Professional, Academic Development)コース に通い、大学側に宿泊先を斡旋してもらう場合は全てホームステイになります。現在、費用は1週間147ポンド(約28,000円)で、銀行の指定口座への振り込み、大学への直接送金、オンラインでカードによる振り込みの方法のどれかで支払います。この費用はコースが始まる前までに全額を支払わなければならないことになっています。私は手間の少ないデビットカードで振り込もうとしていたのですが、カードにトラブルがあってオンラインによる振り込みはできず、また新たに費用を用意するのが困難であったため、宿泊費の振り込みが渡航直前になってしまいました。私の場合は、事情を大学側に説明して渡航前に1カ月分だけを先に振り込み、渡航後に残りを支払うという特別措置をとってもらったので、渡航前にできるだけ早く全額を支払うのがベターなのだと思います。

また、ビザの申請をする際に渡航中に必要な費用の申請をし、一般的には必要な費用を支払う前にその申請をするようですが、EPDコースの場合は入学許可証に宿泊費用の支払い証明も含まれるため、宿泊費の支払いを終えた後にビザの申請をした方がいいようです。私は支払いの前にビザの申請をしたのですが、特に問題なく申請ができたので必要な書類が揃っていればビザの申請はできるようです。

◎成果

語学の面で以前より上達しているところはまだありません。しかし、初めは授業中の発言が消極的だったのに対し、最近では自分から積極的に発言したり質問をしたりするようになりました。また、初めは先生の話す内容が所々しか聞き取れていなかったのに対し、今はほとんどの内容を意味も理解して聞き取ることが出来るようになりました。

◎反省

今月は英語の勉強だけに集中してしまい、イギリスの文化を学ぶ、土地を知るということができていなかったと感じました。今回の留学は私自身の専攻について勉強するのではなく、語学の習得が目的であるため特に問題はないのですが、その国の歴史や文化を知ってこそ学べることもあると思うので、今後は積極的に地域に触れる活動や多くの場所を訪れて素晴らしい場所を見て知っていきたいと思います。

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*写真説明
1.ヨーク・セントジョン大学での授業風景
2.ヨーク・ミンスター(ヨークの街のシンボルのようなもので、学校への行き帰りで毎日見ています)
3.シャンブルズ(ハリー・ポッターに出てくるダイアゴン横丁のモデルになったと言われている通り)

 

【学習報告書】 2015年10月

◎授業

今月は第3週目にterm1(9月~12月)の中間試験のようなMid-term testがあり、前半はそれに向けた授業を行いました。試験の内容はWriting、Speaking、Listening、Reading、Vocabulary、Grammarで4日間にわたって試験を受けました。難易度はそれほど高くはなかったのですが、自分の苦手な箇所と成果が表れた点が明らかになり、今後の学習にとても役に立つものになりました。私はSpeakingの結果が特に良かったのですが、この結果からこれまで毎日、日本人以外の学生と話すよう心掛けていたおかげだと感じました。一方でVocabularyの結果は非常に悪く、これは日頃の復習が足りないためだと思いました。また、この試験の結果からクラスが替わる人も中にはいました。

◎生活

37今月は習慣の違いから食事の仕方について一度注意を受けました。朝食は毎朝シリアルなのですが、牛乳に浸した後におせんべいを食べるようにぼりぼりと食べていたら、「音を立てて食べるのは行儀が悪い」ということでした。食器の音を立てるのは行儀が悪いということは知っていたのですが、食べ物を噛む音もできるだけ静かにしなければいけないというのは今回初めて知ったので驚きました。硬いシリアルは牛乳に浸してもなかなか柔らかくならないため、音を立てずに食べるのはとても難しいですが、毎朝のことなのでこの礼儀をしっかりと身につけ、失礼のないように心がけたいです。

◎経費

38 旅行の経費について報告します。ヨークはGreat Britainのほぼ中央に位置するので国内のどこへでも旅行がしやすいです。主な交通手段は電車なのですが、日本の新幹線と同様に短時間で移動できる分、費用がかかります。しかし早めに予約し、混雑する時間帯を避けることで非常に安く済ませることができます。例えば、ヨークからロンドンへ向かう電車は1週間前の予約だと50ポンドであるのに対し、2カ月前だと30ポンドになります。また、Railcardというのを発行してもらうと価格が3分の1に割引され、さらに安くなります。16歳から25歳までのRailcardは30ポンドで購入でき、1年間有効です。私はこれまでヨークからHaworth、湖水地方への電車の予約をしましたが、Railcardを持っていない人と比べると、交通費を30ポンド程度安く抑えることができています。イギリスでの滞在期間が短い人でも電車を利用した旅行を多くするのであれば、Railcardはとてもお得なカードだと思います。

◎成果

39授業内容で述べたSpeakingの他にListeningの成果が表れたような気がします。まだ地元の人たち同士の会話やホストファミリー同士の会話を聞き取ることは難しいのですが、カフェやお店の店員さんが話しかけてくれる内容や先生同士の会話は以前よりも聞き取れるようになりました。

◎反省

これまではホストファミリーとの会話が少なく、情報交換やたまに時間のあったときに少し会話をする程度でした。しかし、SpeakingやListeningにはホストファミリーとの会話が重要だと思うので、少しでも時間を見つけてこれまで以上に会話をしようと思います。

*写真説明
1.フィッシュケーキ(マッシュポテトを白身魚ではさんで衣をつけて揚げたもの。イギリスではフィッシュ・アンド・チップスの次にポピュラーな食べ物)
2.ハワース(「嵐が丘」や「ジェーン・エア」の作家として有名なブロンテ姉妹の出身地)
3.ウィットビー・アビー(小説『吸血鬼ドラキュラ』でドラキュラ伯爵がルーマニアからイギリスへ降り立った地として知られているウィットビーにある世界遺産)

 

【学習報告書】 2015年11月

◎授業

40イギリスでは11月5日にボン・ファイヤー・ナイトというイベントがあり、10月31日のハロウィンよりも盛大に行われます。このイベントは1605年11月5日に起こった、ガイ・フォークス Guy Fawkesとその仲間たちによる国会議事堂爆破未遂事件を祝って行われます。このガイ・フォークスという人物がヨークの出身であったことから、学校ではボン・ファイヤー・ナイトとガイ・フォークスについての授業がありました。ガイ・フォークスという人物は日本ではあまり知られていませんが、彼に関連した物事がいくつかあります。男、奴という意味の英語Guyの語源になり、彼の顔を模した仮面は抗議活動をする人々が身に付け「抵抗の象徴」として知られています。ガイ・フォークスは反逆者としてイギリスでは知られていますが、ヨークでしか学べないガイ・フォークスの人物像や縁の地についても学ぶことができました。

この授業の一環で、当初はヨーク内の縁の地めぐりをする予定だったのですが、当日は生憎の雨になってしまい、課外活動をすることはできなくなってしまいました。ですが、それも雨が多いと言われているイギリスならではの経験かなと思いました。

◎生活

4111月下旬になると、街はクリスマスモードに突入します。至る所にイルミネーションが施され、街中の通りにはクリスマスマーケットが設置されます。クリスマスマーケットはドイツが発祥の地なのですが、イギリスでも全国各地で盛大なクリスマスマーケットが開かれ、多くの人がクリスマスのための買い物に集まります。ヨークのマーケットは規模が小さいものの、平日でもとても賑わっています。

◎経費

42食事にかかる経費について報告します。イギリスは日本よりも物価が高く、1ポンドが100円のような感覚で使用されています(1ポンドは190円前後)。食事は基本的にホストファミリーに用意してもらっているのですが、平 日のランチはどこかのレストランへ行ったり、スーパーマーケットで買って食べたりしています。チェーン展開をしているスーパーマーケットではどこにでも店内で焼いたパンの販売をしているのですが、それらのパンは1ポンド弱、サンドイッチは2~3ポンド程度で買うことができます。レストランでは安くても5ポンドほど(1000円弱)なので、外食をしようと思うと大幅に食費がかかってしまいます。

◎成果

43イギリスで話されている英語は地域によって全く異なり、ネイティブのイギリス人でも他の地域の会話はとても聞き取りづらいそうです。今月、私はイギリスの標準的な英語と特に異なるスコットランドのエジンバラと、アクセントが強いと言われているヨーク北部の都市ニューカッスル・アポン・タインへ行ってきました。実際に地元の人の会話を聞いてみたところ、エジンバラでは外国語を聞いているような感覚になり、会話の内容を理解することはほぼできませんでした。ニューカッスル・アポン・タインではヨークとのアクセントの違いを聞き取ることができ、ヨークで話されている英語にも慣れてきたかなという感じがしました。ヨークシャー・アクセントもまだ50%程度しか完全に聞き取ることができませんが、臆することなく積極的に地元の人たちやホストファミリーと会話をしようと思います。

◎反省

イギリスへ来て初めの頃は、英語の文章を読むことを習慣にしようと英語学習者向けの簡単な小説を毎日読んでいましたが、最近はその回数が減ってしまいました。以前よりは長文を読むことに抵抗はなくなりましたが、まだスムーズに読めるほどには至っていません。今後はこれまでの反省を活かして、少しずつでも英語の文章を読むことを継続していこうと思います。留学生活の日数が経っても初めに掲げた目標を忘れることなく勉学に励んでいきたいです。

*写真の説明
1.ガイ・フォークスの名前にちなんだホテルの看板
2.ヨークのクリスマスマーケット
3.フル・イングリッシュ・ブレックファスト(英国式朝食だが、一般家庭ではほぼ食べない)
4.カールトン・ヒル(エジンバラにあるパルテノン神殿のようなモニュメントのある小高い丘。ここからの眺めは素晴らしかった)

 

【学習報告書】 2015年12月、2016年1月

◎授業

11月からはTermと呼ばれる、EPD(English for Personal Development)コースにおける学期のようなものが替わり、クラスが再編成されました。それによって私は一つレベルが上のクラスに上がることができました。このクラスは以前、私が受けていたクラスよりも授業のスピードが速く、毎日復習をしないと授業の内容を理解しきれません。しかし文法などは前学期でも習った内容なのでそれ程難しくはなく、習ったことを活かして実践に役立つフレーズなどを教わっているため、とても有意義な時間を過ごせています。またこのクラスでは、1週間に一度エッセイを書く練習をしており、毎回、先生に添削をしていただいています。以前はSpeakingが最も苦手な分野だったのですが、イギリスで毎日英語を話すようになって苦手意識がなくなり、現在ではWritingが最も苦手な分野です。そのため、この授業は私にとってとても役に立っています。このTermが終わる頃にはWritingに対する苦手意識がなくなり、より上手なエッセイが書けるよう努力したいと思います。

◎生活

12月のクリスマス休暇中には、せっかくヨーロッパに来たのだから他の国へも行ってみようと思い、スイス、イタリア、スペインの3カ国へ旅行に行きました。また、年越しはロンドンで過ごし、小さな頃からの夢であったロンドンアイで開催されるニューイヤーの花火を鑑賞することができました。イギリス以外の3カ国では、ヨーロッパの高峰マッターホルンを間近で見ることができたり、数多くの世界遺産を実際に訪れることができたりと、とても良い経験ができました。特にスペインでの旅行は、同じコースで一緒に勉強をしているスペインの友だちから事前に情報収集をしていたため、ゆったりと有意義な時間を過ごすことができました。

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◎成果

イギリス国外への旅行でも英語を使う機会がたくさんあったのですが、英語を話せない人も多く、私の方が英語を話すことができるという場面もありました。旅行中の会話では以前よりスムーズにやり取りができるようになり、半年間の成果が出せたのではないかと思います。

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*写真説明
1.マッターホルン(スイス・ツェルマットからの眺め)
2.コロッセオ(イタリア・ローマ)
3.ロンドンアイのニューイヤー


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投稿日:2016/02/17    更新日:2015/11/18