【授業概要】
・テーマ
森林の多面的な働きの理解とその循環利用のために。
・ねらい
森林・土壌調査、樹木生態、育林、森林整備に関する実習を通じて、森林の多面的な働きについて理解を深め、森林の循環利用のための技術を習得する。
・目標
森林・林業の役割についての理解を深め、森林管理のための基礎的な技術を実際のフィールドにおいて習得する。
・キーワード
森林の多面的な働き、森林調査、土壌調査、樹木生態調査、育林
【授業計画】
・授業の方法
9月下旬の夏休み期間中に山形大学演習林において野外体験型の授業を行う。 ・日程
以下の内容について2泊3日の日程で実施する。
1)落葉広葉樹天然林の土壌(検土杖とピットによる土壌構造の観測、菌類の果たす役割の観察、水源かん養機能 の仕組みの把握)
2)豪雪地の樹木の生態・生理(外部形態・内部構造の解析、更新様式の比較、耐雪機能の把握)
3)スギ幼齢人工林の育林(下刈り・枝打ち・ツル切り作業と林内環境変化の把握)
4)スギ壮齢人工林の森林管理(除伐・間伐・玉伐り作業と林内環境変化の把握)
【学習の方法】
・受講のあり方
・予習のあり方
・復習のあり方
【成績評価の方法】
・成績評価基準
・方法
受講態度、レポート内容をもとに総合的に評価する。
【テキスト】
【参考書】
【その他】
・学生へのメッセージ
緑したたるブナ林内を歩き「森林の多面的な働き」を全身で確かめよう。地球環境問題の解決は論より実践。育林作業を通じて「森林管理と環境問題」について考えてみよう。
生物環境学科の具体的な教育目標に該当する番号は1)、2)、3)、6)、7)です。 ・履修に当たっての留意点
森林踏査には山歩きの装備と心構えが必要。湿地や小川を歩くので足周りは長靴がベスト。育林作業には軍手が不可欠。自炊による共同生活のため自主的・積極的な参加が求められる。詳しい留意点については事前のガイダンスで説明する。 ・オフィス・アワー
研究室は南棟3階。いつでも気軽にどうぞ。 ・担当教員の専門分野
育林学、砂防学、雪氷学
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