ドイツ語IA2
 German IA2
 担当教員:奥村 淳(OKUMURA Atsushi)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
【授業概要】
・テーマ
発音から始めて,だんだんと文法に入ります。文法中心に読解力を養いますが,暗記のための、単位のための授業は小生がもっとも嫌うものです。皆さんが楽しくなければ、小生も楽しいわけがありません。ドイツ語学習を通して広くドイツ、ドイツ語圏,ヨーロッパそして世界というものに関心が向くようにと願っています。
・ねらい
これまでの外国語(英語)学習とは違うところの、教養のための、よい人格形成のための、そしてドイツ語文献の読解の能力の涵養のための基礎の構築をめざします。
・目標
以下のレベルの文章を辞書を使用して読解すること:Frau Mueller geht eines Tages in den Wald.Dort findet sie ein Ei des Papageis. Dieses Ei ist lecker. Aber sie isst nicht gern Papagei-Eier.
昨年度の学生諸君(人,理)は7月始めには大体これを理解しました。
・キーワード
ドイツ(語圏)の文化,社会への関心  非受験外国語学習

【授業計画】
・授業の方法
教科書中心にプリントなど使用します。随時ヴィデオやドイツのニュースヴィデオも使用します。ドイツを身近に感じてもらいます。
・日程
前期は教科書の半ばまでの予定です。
初めは発音ですが、ドイツ語の発音は英語や他の外国語と全く違っています。極端に言えば書いてあるものをローマ字式で発音すればよいのです。メッセはMesseだし、バウムクーヘンはBaumkuchenです。スキーのゲレンデはGelaendeです。
あとは教科書に従って順序よく。モットーはWeile mit(with) Eileです。

【学習の方法】
・受講のあり方
電子辞書も含め、独和辞典は必要です。
復習をきちんと行うような真摯な学習態度はひいては、外国語学習には特に大切なことです。それは諸君の学生時代4年間全体に大きな作用をもたらし、有意義な4年間となるでしょう。
・予習のあり方
予習も大事ですが、復習はもっと大事です。前回の復習が予習となります。
・復習のあり方
復習が肝要です。理解できないところはどしどし質問してください。プリントも含め鉛筆を握って手を多く動かしましょう。

【成績評価の方法】
・成績評価基準
当初の目標への達成度を見ます。まず出席することです。
・方法
6月末に中間試験,7月末に期末試験の予定。もちろん試験の点数がすべてではありません。授業への参加度も大事です。またレポート等も含め総合的に評価します。

【テキスト】
「文法システム15−新訂版」(同学社、2000Yen円)

【参考書】
特に必要としません

【科目の位置付け】
人間の精神活動の担い手である言語について、英語についでドイツ語という外国語を学習することは意義のあることです。英語と近しい姉妹であるドイツ語(Wasser/water)を学ぶことで、英語理解も進み、相乗効果が期待されます。英語習い始めの頃に不思議だったはずのbe動詞のI am, he isといった変化についても納得がいくことになるでしょう。

【その他】
・学生へのメッセージ
単位と暗記のための学習は小生がもっとも嫌うものです。諸君が楽しくなければ、どうして小生が愉しいでしょうか。日本と歴史を共通として、環境問題では世界で先進的なドイツの言語を学ぶ意味は小さくありません。
・履修に当たっての留意点
最初が大事です。そして連休明けの時期も大事です。ドイツ語に限定されませんが、この二つの時期を意識して乗り切ってください。
・オフィス・アワー
金曜日16時−17時
・担当教員の専門分野
ドイツ文学 比較文学・文化 メルヘン研究

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