人間と教育
 Educatinal priciple
 担当教員:渡邉 誠一(WATANABE Seiichi)
 担当教員の所属:教職研究総合センター
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象: 物理学科,生物学科,地球環境学科  科目区分:教職科目 
【授業概要】
・テーマ
 教育の理念を学ぶ。
・ねらい
教育の理念を西洋の教育思想及び教育史を通して学び、それらが現代の教育のどのように反映しているか、教育基本法の条文と比較参照しながら考える。
・目標
 教育の本質を理解して、しっかりした教育観を身に付ける、と同時に現代の教育を考察する視点・能力を養う。
・キーワード
 主権者の育成、生活に根ざした教育、教育の機会均等、経験主義教育論、教育基本法

【授業計画】
・授業の方法
 ソクラテス、プラトン、コメニウス、ロック、ルソー、ペスタロッチ、フレーベル、クルプスカヤ、デューイの思想を概説し、彼らの思想が教育基本法にどのように反映しているか考察する。
・日程
 1 イントロ―教育理念の学習の意義
 2 ソクラテスの教育思想と教授法(産婆術)
 3 プラトンの哲学(エロス論)と教育思想
 4 コメニウスの汎知学と教育論(単線型学校制度構想)
 5 ロックの経験主義教育論
 6 ルソーの社会観・文明観と教育論(理性と情念の統合)
 7 ペスタロッチの生活教育論
 8 フレーベルの幼児の遊びを重視した教育論
 9 クルプスカヤの労働と教育を結合させる総合技術教育論 
 10 デューイの民主主義を維持するための教育論
 11 教育基本法第1条とルソー、ペスタロッチ、デューイらの教育思想
 12 教育基本法第2条とペスタロッチ、フレーベル、クルプスカヤ、デューイらの教育思想
 13 教育基本法第3条とコメニウス、ペスタロッチらの教育思想
 14 教育基本法第8条とソクラテス、プラトン、ルソー、デューイらの教育思想
 15 まとめ(歴史的所産としての教育基本法)                                                                                

【学習の方法】
・受講のあり方
1回1回の授業を大切に受講してください。
・予習のあり方
特に必要ない。
・復習のあり方
毎回小テスト(15分程度で解答できる問題)を行うので、授業受講後要点をまとめておくように。

【成績評価の方法】
・成績評価基準
・小テスト  30点
・中間テスト 30点
・期末テスト 40点
  計   100点
・方法
小テスト(30点)と中間テスト(30点)期末テストもしくはレポート(40点)の合計で評価する。

【テキスト】
特に、指定しない。

【参考書】
授業中に紹介

【科目の位置付け】
教職科目(教員免許を取得する場合必修)

【その他】
・学生へのメッセージ
20分遅刻したら、入室を遠慮してください(公共交通機関の遅れの場合は除く。)
・履修に当たっての留意点
毎回小テストを行うことを念頭においてください。
・オフィス・アワー
特に、指定しません。適宜質問があれば来室してください。
・担当教員の専門分野
西洋教育史

30700011-2005-03-36005