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附属博物館企画展「毒地社のいた時代」を開催中(9/9まで)

掲載日:2016.09.06

 山形大学附属博物館では、9月9日(金)まで山形美術館とのコラボ企画展「毒地社のいた時代」を開催しています。山形美術館とは公開講座の実施等でこれまで連携を図ってきましたが、制作時代や作者が関連する作品を合わせて展示するコラボ企画展は、今回が初めてです。

 毒地社とは、大正時代に山形県の美術活動を活発化させる目的で、県立山形工業学校図画講師の為本自治雄が立ち上げた美術グループです。このグループは、山形県初の公募展の開催を達成しています。毒地社という独得の名前は、メンバーの一員である山形師範学校の教師の小塚義一朗が「山形の地は毒々しい」と言ったことに由来します。本企画展では、附属博物館が収蔵する作品とともに、来場者の方が持参された、小塚義一朗の作品も1点、特別展示されています。

 今回の企画は、6月に山形美術館で開催された「収蔵品展 山形の近代洋画―県美展の先達だち」と連携したものですが、今後は、文翔館、郷土資料館、山形県立博物館等の市内の文化施設との連携を深める企画を検討中です。また、山形美術館では「キャンパスメンバーズ制度」を実施中で、本学学生は無料で入館可能です。この制度を利用して、様々な文化施設を巡ってみるのはいかがでしょうか。

 「毒地社のいた時代」の開催は、残りわずかとなりました。大正時代の山形の芸術を鑑賞しに、是非、ご来場下さい。

※本記事の作成は、インターンシップ実習生梅本が担当しました。

小塚義一朗『小砂川海岸』の画像
小塚義一朗『小砂川海岸』

展示の様子の画像
展示の様子

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