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【お知らせ】

地元企業との協力により文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞


理工学研究科 高橋一郎教授(左)と
米沢電線 熊坂利治氏(右)

 大学院理工学研究科の高橋一郎教授が、物質の熱の伝わり易さや蓄え易さなどの性質(熱物性)をその場で手軽に測れる「点接触式固体熱物性テスター」装置を開発し、科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞しました。表彰式は平成19年度(第48回)科学技術週間特別行事の一環として、4月17日(火)に東京都港区の虎ノ門パストラルで行われました。
 「点接触式固体熱物性テスター」の開発は、地元企業である米沢電線株式会社電子材料事業部の熊坂利治主任の技術協力を得て達成できたものです。この装置開発は、工業技術の高度化と地域経済の発展に役立つ優れた技術として、その業績が認められ、同氏とともに科学技術賞の技術部門で表彰されました。
 本テスターはA4判サイズのケースに収納され、先端に小さな温度センサーとマイクロヒータが付いたスタンプのようなものと、小型データ収集器から構成されています。手持ちのパソコンに繋いで使うもので、センサー部を対象物に10秒間接触させるだけで熱物性が求められます。本テスターは適応材料による制約や試験片を切り出す必要もなく、これまでにない簡単操作の装置となっています。
 高橋教授は「熱物性計測を目的とするだけでなく、これまで製造現場では扱われなかった熱物性を、部材の不均質度の検査や、劣化・寿命診断、材質の同定・分別などの非破壊検査技術として活用できるようになる」と抱負を述べています。