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【プレスリリース】

シロアリが腸内微生物によって高効率にエネルギーと栄養を獲得する機構を解明

シロアリが腸内微生物によって
高効率にエネルギーと栄養を獲得する機構を解明

 理化学研究所バイオリソースセンター微生物材料開発室の大熊盛也室長、山梨大学大学院総合研究部の野田悟子准教授、リバプール大学統合生物学研究所Alistair C Darby講師、東京工業大学生命理工学研究科本郷裕一教授、山形大学の服部聡准教授らの研究チームは、シロアリの腸内に共生するセルロースを分解する原生生物の細胞内共生細菌の多重機能を解明し、シロアリが腸内微生物によって高効率にエネルギーと栄養を獲得する仕組みを明らかにしました。
 本研究は、シロアリ腸内原生生物の細胞内に共生する、ある種の細菌が炭酸固定能および窒素固定能というシロアリに恩恵をもたらす2つの生理機能を併せ持っていることを初めて明らかにしたものであり、シロアリによる高効率な木質セルロースの分解機構の理解を促す発見です。今後、こうした効率的なシステムを解明してゆくことで、食料と競合しないセルロース系バイオマス資源の有効利用に繋がってゆくと考えられます。また、細胞内共生細菌のような培養が難しい微生物の機能解明を行うことによって、自然界に生息する多様な微生物の遺伝資源を活用する道が拓けることが期待できます。

 詳しくは、理化学研究所のプレスリリースをご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
山形大学 准教授 服部 聡 (専門分野:微生物資源利用学)
電話:0235-28-2884