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南極通信

2012年4月21日(土)

本日21日は、一応連休の1日目です。多くの隊員にとっては休日ですが、今週悪天候で実施できなかった野外オペレーションが実施されます。そのため一部の隊員にとっては休日が順延することとなります。こちらでは何をするにも天候との相談です。

今週16〜17日のブリザードは、越冬交代後では一番強い印象でした。ブリザード明けは、100キロ以上ある機械が倒れていたり、建物構造物が破壊されていたりと、自然の猛威を目の当たりにします。ようやく終わったと思っても、屋根まで届く除雪もついてきます。今回のものは風速、継続時間、降雪量も多かったためか、雪が堅くしまっており、新雪とは思えない代物でした。

だんだんとネタが尽きたきた印象もありますが、、つらつらと続けて行きたいと思います。

53次越冬隊は、31人で構成されております。隊長1名、気象担当5名、モニタリング観測3名、研究観測4名、設営担当が残り18名となります。私は設営部門の中の「庶務・情報発信」を担当しております。庶務といえば…国内では隊員室の事務作業、砕氷艦「しらせ」や極地研究所と観測隊との連絡調整、越冬中は生活面でのよろず相談、日用品の在庫管理、他部門の協力などが担当です。情報発信といえば、大学向けの原稿(このページですね)や、極地研究所HP向けの原稿を書いたりすることでしょうか。

観測部門で私が一番興味を持っているのは、天文観測です。今後はドームふじ基地に天文台を作り、人間社会の影響が最小限の環境で観測を行う予定だそうです。ドームふじ基地は、昭和基地からでも1000キロも離れた南極大陸上にあり、平均気温−54℃という厳しい環境です。ただ、1年を通じて3分の1が快晴のため、天文観測には絶好の環境だとのことです。天文観測は、昭和基地でも観測を行なってますが、最近の悪天候続きで影響を受けているのではないかと心配しております。こちらも、やはり天候頼みですね。

そういえば、先日ようやく初オーロラを見ました。音もなく揺らめく全天のカーテンです。見たのは白一色のものでした。次はカラフルなものが見たいものです。今後は夜が長くなり、オーロラを愛でるチャンスも増えそうな気がします。
ただ…寒さがなぁ…(*_*;


写真1:強風で吹き込んだ雪(除雪機内)


写真2:2日間のブリザードでできた吹き溜まり


写真1…山形でもよく見かける除雪機です。かかりが悪いと思ったら…こんな事になってました。
写真2…2階に届く勢いの吹き溜まり。重機の出番です。