山形大学教育企画室

カリキュラム・ポリシーの明確化と学習ポートフォリオ

達成目標を明確にした教育プログラム

達成目標を明確にした教育プログラム

 従来の各学部のカリキュラムは、学部・学科毎の授業科目一覧に、必修科目、選択必修科目、選択科目の重みづけを持たせた科目を配置し、履修コースなどの教育プログラムとして示すことで学習させてきました。しかし、学士課程教育として各学科が掲げる「学習成果」を身につけるには、学生の自主性に委ねる科目選択ではなく、ある程度の制約の下に、教育プログラムごとのポリシーに沿った履修を求める必要があります。このため、本取組では、カリキュラム編成を学科レベルのものから教育プログラムごとのものに整理し直し、学習到達目標に基づき、さらに詳細な体系化を目指します。
 本取組では、各教育プログラムごとに置かれる「教育ディレクター」が、各学科の人材育成目標(ディプロマ・ポリシー)に基づき、「学習成果」を念頭に、それぞれのカテゴリ毎に修得する知識や能力を明確にした体系化を行います。教育プログラムごとに設定する学習教育目標達成のため、各科目を達成目標や位置付けごとにグループ化し、何のためにその科目を履修するのか、そのカテゴリの目標を達成するとどのような知識や能力を修得することができるのかを明確化します。これを「学習ポートフォリオ」を通じて、学生にカリキュラム・ポリシーとして示します。
 このことでディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーが相互に結びつき、科目ごとの目的・目標を明確にした体系的な教育課程の編成と構造化を実現します。

 

学科・専門ごとに取得可能な学位一覧(PDF)

 

 

三つのポリシーの明確化

学習ポートフォリオに基づく学習

学習ポートフォリオに基づく学習

 教育プログラムの人材育成目標と、その実現のために目的・目標を明確化した体系的なカリキュラム編成を、学習指針として学生に提供するツールが「学習ポートフォリオ」システムです。本学で既に運用されている修学支援のための「YUサポーティングシステム」の一部として、新たにこの「学習ポートフォリオシステム」を導入します。
 学生は、「学習ポートフォリオ」によりWeb上で自らの履修状況と教育プログラム上の位置付けを確認し、カテゴリ毎の達成目標をベンチマークとしながら、日々の学習を進めることができます。さらに、各カテゴリごとの学習目標達成状況は、レーダーチャートで視覚的に確認することができます。
 各セメスターの始めには、「学習チェックシート画面」により前の学期の学習の振り返りと、各期の目標設定を行います。アドバイザーは、これらのデータを総合的に把握することで、学習目的に沿った適切な修学指導を行います。学生は、学士課程の達成目標を確認しながら学習ポートフォリオを完成させることで教育プログラムの修了要件を満たし、卒業が認定されます。教育プログラムの各カテゴリ毎に示された知識や能力を修得したことを、学士課程の「学習成果」とします。本システムは、このようにして学生が学士課程教育において、自らの修得すべき能力を常時意識しながら学習を進め、その成果を視覚的に確認できることで、さらなる学習意欲向上につなげる学習システムです。

自己実現学習システム
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