2023年3月31日に、複式学級は閉級しました。

ホームページ作成:令和4年度3・4年複組児童
(なつつばき学年・はなうめ学年)

~複組の歴史~

  • 昭和28年4月1日:1‧2年複組ができる。
  • 昭和31年4月1日:3‧4年複組ができる。
  • 昭和40年4月1日:3‧4年複組を解体し、1‧2年複組を2つにする。
  • 昭和41年4月1日:3‧4年複組が復活する。
  • 昭和48年4月1日:5‧6年複組ができる。
  • 平成23年3月31日:1‧2年複組が閉級する。
  • 平成27年3月31日:5‧6年複組が閉級する。
  • 令和5年3月31日:3‧4年複組が閉級する。

○ 複組は、通算で69年間にわたり、附属小学校の1つの学級として位置付きました。

○ 3・4年複組は、66年間の歴史をもって閉級します。

~複組の歌〜

昭和56年に、大山明夫先生が作詞(当時の3・4年複組担任)、佐藤文昭先生が作曲して(当時の本校音楽科教員)、学級の歌ができる。はじめは、3・4年複組のみで歌われていたが、のちに「複組集会」でも歌われるようになった。

複組の歌

音声・合奏…令和4年度3・4年複組児童(なつつばき学年・はなうめ学年)
リコーダー二重奏楽譜…平成18年度4年複組児童(ひいらぎ学年)

~これまで複組で行われてきたこと~

(途中からなくなったもの、新しく生み出されたものもある)

①1・3・5複をむかえる会(校内での活動)

  • 複組に早く慣れるように、複組の2・4・6年生が企画してくれる。
  • 6複さん(今は4複)から複組バッチをもらえる。

②1・3・5複をむかえる会(ボウリング⼤会)

  • 5月の土・日うちの1日、学校外で行われる。
  • 2・4・6年生のお家の⽅が企画してくれている。

③複組集会(フクの⽇)

  • 毎月29日に行っていた。
  • 複組全員が集まり、集会を行って楽しんだ。
  • 給食や弁当を一緒に食べる時もあった(複組⾷会)。
  • ⾼学年が考えてくれた遊びができる。

④附特交流

  • 山形大学附属特別⽀援学校の小学部の人と一緒に遊ぶ。
  • 仲が良くなると、⼿も繋いでくれる。

⑤複組の班掃除

  • 複式学級で1~6年生の班をつくって掃除をする。

⑥お花見

  • 春に公園にでかけて、桜を見る。その後交流をして、最後にみんなで団⼦を⾷べる。

⑦芋煮会

  • 9月に開催され、複組全員で開催した。
  • 芋煮会は複組のみんなと仲が深まるように楽しんでいた。

⑧2・4・6複を送る会(校内での活動)

  • 複組で一緒に過ごした先輩に感謝の気持ちを伝える会。
  • 複組の1・3・5年生が企画してくれる。

⑨2・4・6複を送る会(校外での活動)

  • 2月か3月の土・日うちの1日、学校外で行われる。
  • 1・3・5年生のお家の⽅が企画してくれている。

~先輩方が複組に入って感じたこと・思い出・出来事~(みのり文集から)

(複組での生活・複組のよさ)

  • 友だちがたくさん助けてくれた。
  • 4年生と遊ぶことができたべること。
  • クラスのみんなが優しくしてくれた。
  • 複組に入りたいと思っていたので、複組に入れてよかった。
  • 複組になって最初はドキドキした。けれど、二年間はワクワクしてすごせた。
  • 複組になりたくなかったけど、仲間、先生のおかげでどんどん複組生活が楽しくなっていった。
  • 複組になって驚いた。生活しているうちに、だんだんと複組でよかったとおもえるようになった。
  • 4年生はどんな人だろうと思った。だけど教室に入ったときに優しく声をかけてくれた。
  • 授業や生活でわからないことがあると、いつも4年生が教えてくれた。
  • 複組バッチがかっこよかった。
  • 上学年と生活すると、いつもと違うような気持だった。けれど、いい経験になった。
  • 仲が良くなるまで時間がかかったが、仲良くなると楽しく過ごすことができた。
  • 2つの学年が分かれて授業をする。司会や書記などで授業を進めるのは大変だったけれど、自分たちでできることが増えてうれしかった。

(複組ならではのイベント 今はないもの、少しの間だけあったものも含まれています。

  • ボーリング⼤会や、附属特別⽀援学校との交流がある。
  • 4月に3複をむかえる会、3月に4複を送る会がある。しかも、それぞれ学校で1回、外で1回。
  • 2回目の3複を迎える会は、親子で、外で活動ができるのでわくわくした。
  • 上の学年の人が世界で1つだけの複組バッジを作ってくれる。
  • 毎月、複組だけでイベントを行う、複組企画が楽しかった。
  • 他の学級にはないイベントがたくさんあって楽しかった。

(複組での出会い 先輩から聞いた話も含まれています。

  • 1、2年生「なかよしペア」の人と、複組でもペアになった。
  • 複組になったことで、複組のみんなと仲が深まり、今でも連絡を取り合っている。卒業しても集まって遊ぶこともある。

~複組ですごして~

(3年複組)

初めて、複組に来たときに4年生が優しく、⾃分の机の場所を教えてくれました。その後も4複さんが、複組のことを教えてくれたり、いろいろなことを教えてくれたりしました。そんな4複さんと遊ぶことがとても楽しかったです。複組になれてきたころに、複組がなくなってしまうと聞いたときは、想像もつかないことでした。驚いたと同時に、悲しかったり、プレッシャーを感じたりしました。最後の複組として歴史や思い出を残したいです。思い出を残すために、授業でいっぱい考えました。1年間だけの複組だったけど、思い出を残せました。

2022年度で附属小の複組はなくなってしまう中、複組の歴史を調べました。そして、3・4複だけでなく、1‧2複と5‧6複ができた年、閉じた年などを知りました。このクラスは、違う学年とも仲良くなれて、とてもいい学級でした。複組がなくなるというのは、このクラスから離れるということではなく、学級ごとなくなるということだから、寂しいという気持ちがあります。だから、最後は楽しく終わりたいです。そして、後悔しないで進級したいです。

ぼくは、複組がなくなるのはとても悲しいけれど、色々な複組ならではの思い出を作ることができました。ぼくは、最初複組になったときにとても嬉しかったです。初めて複組の教室に入ったときに、2年生の時とは違う教室で、凄くふしぎな気持ちになりました。校⻑先生に複組がなくなると言われて、とても悲しくなりました。けれど、考えてみたら、複組がなくなってしまったら、複組を知らない1年生がこれからたくさん入ってくるので、「複組のことを伝えなきゃ。」という気持ちもありました。クラスはなくなっても1年⽣などに伝えて、また新しい1年生が入学したら、また複組があったことを伝えてもらいたいです。

複組がなくなると知って悲しかったけれど、僕達が最後の複組だと思いました。これまでにグラウンドで遊んだり、授業を楽しんだりと、色々な思い出を作ることができました。最初は複組になったときに、どんなクラスかなと緊張していたけれど、複組の4年生は優しいし、一緒に遊んでくれたので、僕は複組の生活が楽しかったと思いました。僕は、複組の誇りをもって進級したいです。

私は複組がなくなるのは悲しいけれど、楽しい思い出をたくさん作ることができました。複組になって、私はすごく嬉しかったです。だから、複組というクラスがなくなってしまったら、これから複組を知らない1年生がたくさん入学してくるので、今の1~5年生の人たちに伝⾔ゲームのように伝えていって、複組というクラスの存在がわすれないようにしていきたいです。

私は校⻑先⽣に複組がなくなるということを聞いて、とても残念だと感じました。複式学級は69年間続き、「あともう⼀年間やってもいいのになぁ~。」と感じることも多くなってきました。3年⽣が始まって1日目、登校中にどのクラスに入るのかワクワクや緊張もありました。朝、昇降口に貼られてあるクラスの表を見ると、私が⼀番なりたかったクラスになっていました。だけど、やっとなれた複組、3複なのに、⼀年で終わって、4複になれないのは残念だけど、最後の複組なのでがんばりたいです!

(4年複組)

私は複組がなくなると知って、泣きそうになりました。その日は眠れませんでした。ショックでこれからどうなるか心配になりました。けれど、みんなで元気を出して日々をのりこえることができました。学級目標の「太陽のように」は、みんなの支えになったはずです。やっぱり、みんなでつくりあげる複組は楽しいです。

私は、クラス替えで「複組」と聞いたときに、「嬉しい。」という気持ちと、「嫌だなあ。」という気持ちがありました。でも、4年生に⽀えられ、楽しい生活を送ることができました。そして、今年、新しく3年生が入ってきて、去年の4年生みたいにできるか心配していました。でも、3年生が沢山の笑顔をみせてくれたので、私達も笑顔になりました。複組が閉級することを聞いたときは悲しかったです。でも、悲しい顔だと楽しい生活を送ることができないと思います。だから、5年⽣でも笑顔を忘れないで頑張りたいです。

僕は2年生で、複組の紹介を3・4複の人から聞いた時、「100人の中の6人なんてなれないな。」と思っていました。だけど、3年生になって学校に来ると、複組になっていて驚きました。その時は、「単式に戻れないかなー。」と考えていたけれど、教室に行ったら、4複さんが優しくしてくれました。仲良くできて嬉しかったです。その複組がなくなるのは悲しいし 寂しいけれど思い出が作れてよかったです。

僕は3・4年複組にはじめてなりました。その時はとても嫌だなぁと思っていました。ですが、今ではとっても複組が⼤好きです。その理由は3年生と⼀緒に遊ぶことがとっても楽しいし、いつもは遊ばない3年生との交流が増えたからです。複組が閉級するのは、とても悲しいけれど、授業中の書記や司会、そして、いつもなら関わらない3年生と遊んだことなど色々な経験ができて嬉しかったです。

2年生の時に複組紹介があったときは、「なれそうにないな~。」と諦めていました。けれど、自分が複組になったとき、すごく驚いて、ドキドキしながら教室に向かいました。すると、今の5年生(4複)が優しく接してくれて、嬉しかったです。たくさんの複組の歴史を今、ここで締めくくると聞いたとき、まだまだ残していきたい気持ちがありました。でも、複組の教室で、みんなとたくさん思い出を作れたので、すごく楽しかったです。

僕は、「複組なんてなれない」と思っていました。だけど、僕は、複組になりました。教室に入ると、前の4複がたくさん話してくれました。今年は僕達が 4複になって、去年の4複のようにできるか、すごく緊張していました。 だけど3複が「よろしくおねがいします。」と声をかけてくれたのですごく嬉しかったです。 すごく楽しかった複組の日々、複組のクラスがなくなってしまうのは悲しいけれど、楽しい思い出がたくさん作れたので嬉しかったです。

~最後に~

ホームページや本を読んで、複組が70年位続いていたことに驚きました。また、『みのり文集』を読んで、当時、複組で生活していた先輩たちの気持ちや、複組でのできごとをしりました。すると、先輩方も、私たちと同じように、複組での生活が楽しかったということをたくさん書いていました。複組はなくなり悲しいけれど、複組で生活したことを誇りに、新しい学年でもがんばっていきたいです。