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校長室だより

平成28年度 修了式 校長あいさつ

平成29年3月18日 校長 日伸哉

今、学年代表のお友達に、修了証書をお渡ししました。

皆さん一人ひとりには、後で、学年の先生からきちんとお渡しします。誰ひとり欠けることなく、修了証書を渡せること、とてもうれしく思います。一年間の修了、心からおめでとう。

さて、一年間の頑張りを振り返ってみましょう。
 まず、四つの誓いについて、皆さん、どうでしたか。(間)

一つ目の「さわやかで元気なあいさつ」は、毎朝よく頑張りましたね。アンケート結果では、93%の人がしっかりできていると感じています。昨年は90%、一昨年は84%ですから、年々よくなっていることがわかります。今年は、特に6年生が校門前であいさつ運動に取り組んでくれました。自ら、そして、どなたにもの心で100%をめざして頑張ってゆきましょう。

二つ目の「お話は目と耳と心で聴く」ことは、今もしっかりできていますね。大変すばらしいことです。これからも「心の糸」をしっかり張ってゆきましょう。

三つ目の「小さな社会人として地域のお手本になる」ことについては、11%の人が、できていなかったと反省しています。昨年(16%)よりはよくなっていますが、もうひと頑張りのようです。特に、バスの待ち方・乗り方、そして歩き方の問題です。附属小学校の子どもとして、恥ずかしくないように、声をかけ合うことを大切にしてゆきましょう。

四つ目の「一日一善」は、93%の人が頑張って取り組んできたと感じています。昨年は90%ですから、「一日一善」を意識している人が確実に増えています。うれしいことです。

アンケートで、もう一つうれしいことがあります。「大変なことにも諦めないで取り組んでいる」という項目が、年々よくなって、今年度は91%の人が頑張っているという結果になりました。チャレンジし、チェンジするまで諦めない、ねばり強く取り組む姿は尊いものです。これからも、ねばり強さを大切にしてゆきましょうね。

次に、課外活動での頑張りについてです。スポーツ少年団(みのりサッカー、六稜剣士会、附小ジュニア野球団)、弦楽部、合唱部の日頃の練習や大会、コンクールなどでの活躍、朝会や儀式での素敵な演奏などなど、懸命に頑張っていた姿に、心が温まりました。

では、学年での頑張りに触れてみます。

 なつめ学年は、幼稚園や保育園に比べると「できること」がたくさん増えましたね。記念樹「なつめ」の植樹もできました。うれしいですね。また、「ミュージカル11匹のネコ」も素敵でした。来年は、新しい1年生に色々なことを優しくていねいに教えてくださいね。1年生全員が2年生への進級です。

ゆずりは学年は、「もっともっとできることを増やそう」を合言葉に、たくさんのことにチャレンジしてきましたね。フェスティバルの「はやく大きくなりたいな」では、息の合った群読やリズムに乗ったダンスに、みんながワクワクさせられました。来年は教室が3階に上がります。気をつけて学習してゆきましょうね。全員が、3年生に進級です。

ゆきやなぎ学年は、新しいクラスで、新しい友だちとのつながりを大切にしながら「ゆきやなぎの文化」をたくさん作ってきましたね。フェスティバルでの「わっしょい」は、忘れられないキーワードになりました。来年はいよいよ上学年、クラスの絆を一層深めていきましょうね。全員が、4年生に進級です。

つつじ学年は、「レベルアップ」を合言葉に、よりよいくらしを創ろうと頑張ってきましたね。市民合同音楽祭やフェスティバルでの美しい歌声など、たくさんの「本気の姿」を見せてくれました。来年は、みのり班のサブリーダーですね。全員、5年生に進級です。

オリーブ学年の皆さんは、「人のために動くオリーブ」を合言葉に、6年生を送る集会や新一年生の試験のお手伝いや雪かきなど、「縁の下の力持ち」として地道に取り組んできた姿に、頼もしさを感じました。やえざくら学年からのバトンを引き継ぎ、附属小学校をさらによりよい学校にしてほしいと願います。全員、6年生に進級です。

やえざくら学年の皆さんは、明日、卒業証書授与式です。今年一年間、学校の機関車として、本当によく引っ張ってきてくれました。心からありがとう。皆さんのがんばり、そして笑顔、忘れませんよ。明日の旅立ちを心からお祝いしたいと思います。

時が流れています。 いよいよ、28年度に「さようなら」です。 今年出会ったお友達や先生方に、心の底から「ありがとう」の気持ちを伝えて、28年度に「さようなら」しましょう。

県外に転校されるお友達もいると聞いています。体に気をつけて、新しい学校でも頑張ってくださいね。

それでは、明日、心を込めて卒業式を行いましょうね。

お話を終わります。

児童代表3名のことば
「一年間をふりかえって」

一年生での一年かんは、できたがどんどんふえたまい日でした。おともだちとたのしかったことやおべんきょうでがんばったことは、たくさんありますが、きょうはとっておきのおはなしを二つします。

 一つ目は、字のことです。ぼくは、字が上手になりたくて、よくまねをしてました。一年生になって、みんなと字のれんしゅうをしました。かっこいい字がかけるとおかあさんに見せたくなります。みのり文しゅうで、木のぼりのさく文をかきました。「どんなことばをつかおうかな。」「ならったかん字はないかな。」とかんがえながらかくのが、ちょっとむずかしいけれど、かきおわると、がんばったがうれしいにかわります。これからもあたらしい字をたくさんべんきょうして、ぼくだけのおはなしをかきたいです。

二つ目は、みのりはんのことです。みのりと山のとき、「つかれたなぁ。」と一人ごとみたいに小さなこえでいったら、はんちょうのゆうなちゃんが、ふりむいて、
「そうしくん、おもい?」
とやさしくいってくれました。五年生のリックくんは、ほうきのつかいかたがわからないとき、おしえてくれました。上手になると、二年生のめいさんが、「うまくなったね。」と、ほめてくれました。フェスティバルのあと、四年生のこうこさんは、ていねいな字のお手紙で「大きいこえだったよ。」と、ぼくのいいところをおしえてくれました。三年生のゆう大くんは、ドッジボールで「こっち。」と、ぼくのパスをもらって、あててくれました。

ぼくのことをおとうとみたいに見ていてくれる、みんなが大すきです。
 もうすぐ二年生になります。ぼくもみんなをぽかぽかにさせるかっこいい二年生になりたいです。


わたしは、今年いろいろなことに挑戦してきました。春にはチャレンジ記録会、夏には水泳、秋にはSFなどです。そして、後期は特に3つのことに挑戦してきました。

 一つ目は、ゆきやなぎフェスティバルです。私は、群読係の係長になりました。まず、係でやった仕事は、群読の言葉に合わせて言葉にあった動きを考えることでした。係で考えた動きをクラスごと伝えて、みんなで練習しました。最初は動きが合わなかったけど、みんなの心をぴったりそろえられるように練習を続けました。本番では、みんなの心がぴったりそろったと感じました。
 また、ゆきやなぎフェスティバルでの歌やおはやしも、群読と同じように一生懸命がんばりました。歌は、ゆきやなぎ学年初めての二部合唱に挑戦しました。最初は、自分のパートで精一杯でしたが、練習を重ねて慣れてくると相手のパートを聞いて、合わせる意識を持つことができました。おはやしでは、はじめ、なかなか上手に合わせることができませんでした。おはやし係以外の人も一生懸命考えて、パート毎に別れて練習しました。「相手のことを考える」ということを学びました。

二つ目は、下学年集会です。一年生のみなさんにとってわかりやすい言葉を考えたり、プログラムの中の時間を考えたりするのがとても大変でした。整列の並び方を考えて、当日、上手く並んでもらえるように工夫しました。上級生の立場で、集会を進めるのは、こんなに大変なんだなぁと感じました。学校をひっぱている5,6年生の苦労がよく分かりました。当日は、ドッジボールとじゃんけん列車をして、私のみのり班のこうへいくんが、「楽しかった。」と言ってくれました。こうへいくんのキラキラの笑顔が見られました。上級生として下学年のことをいろいろ考えて準備してきて良かったと思いました。四年生になると、上学年になります。「下学年集会の時のような姿の4年生になりたい。」と感じました。

三つ目は、自主学習についてです。1年間を通して、がんばって取り組みました。その日学習したことを、その日のうちに復習したり、興味のあることを調べたりしました。面白かったなぁと感じた自主学習は、誕生石を調べたこと、作曲家を調べたこと、日本や山形県を調べたことです。百人一首など、「覚えたい」と思ったことは、何回も練習しました。中には、覚えるのが難しいものもありましたが、意味を考えて覚えたりしていろいろな方法を工夫しました。これからもいろいろなことを調べてみたいです。

4年生になっても、たくさんいろいろなことに挑戦して、3年生で学習したことを生かしていきたいです。


10月に始まった後期も、終わりの時が近づいています。この後期の6ヶ月間で、ぼくは6年生に向けて大きく成長できました。そのきっかけとなったことは、大きく2つあります。

 一つ目は、班長引継ぎのことです。12月14日に班長引継ぎ式がありました。6年生から、ファイルを引き継いだり、班をまとめるアドバイスをもらいました。そして、12月16日から班長としての活動が始まりました。最初の活動はみのり班清掃でした。ぼくは、すごく緊張していました。でも、時間内に清掃場所をてきぱきと班のみんなで協力してきれいにできました。とてもよいスタートをきれたと思いました。それは、班長引継ぎ式の前にあったオリーブフェスティバルで、「ぼくたちが班長になるんだ。」という気持ちが高まったのと、5年1組のみんなでみのり班清掃のことを前もっていろいろ考えていたからだと思います。ただ、まだまだやえざくら学年のみなさんにはおよびません。これから一年間、班長として活動し、あこがれのやえざくらのみなさんにおいつき、追い越せるようになりたいです。

二つ目は、六年生を送る集会のことです。今回は5年生ということで、オリーブ学年が企画をしました。最初は成功するか心配で、応援もうまくできるか不安でした。準備でも、花の数が足りなかったり、応援団の動きにもきれが無かったり、少し失敗したこともありました。それでも、みんなの協力で、心の輪が広がるような集会になりました。1年生から5年生のみんなのありがとう戸言う気持ちが伝わったと思います。応援も朝休みなどに練習した成果が出て、「ありがとう」という気持ちと「がんばれ」という気持ちが伝わったと思いました。それは、オリーブ学年のみんな、そして何より1年生のなつめ学年から、4年生のつつじ学年の心が一つになったからだと思いました。六送集会が終わった後に、みのり班の6年生の いとうりんさん から心のこもったきれいな手紙をもらってうれしかったです。これからもみんなで協力して、高い壁をこえていきたいです。

5年生としてのこの一年は、6年生になるという意識を持って、人のために行動し、大きく成長できた一年でした。これは、ぼくだけでなく、オリーブの100人全員が同じ気持ちだと思います。わたしたちが成長できたのは、一緒に活動した1年生から6年生のみなさん、そして支えてくださった先生方、またいつも見守ってくれている保護者のみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。
 4月からは、いよいよ6年生、最高学年です。5年生までで経験したことを生かして、みんなのお手本になるような最高学年になりたいと考えています。そして、附属小学校がますますよくなるようにしたいです。