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校長室だより

平成30年度 学習指導協議会 挨拶

平成30年6月21日 校長 佐藤昌彦

本日は、ご多用の中、県内外から多くの皆様にご参会いただきまして、誠にありがとうございます。この学習指導協議会ですが、今年度から1日半の開催とし、授業数も昨年度の約半分とスリム化しております。それでも、延べで500名の参会を得ての開催となりました。また、宮城県、青森県など、東北各県を中心に、県外からも多くのご参会をいただいております。心より感謝を申し上げます。

また、県教育委員会、市町村教育委員会の皆様をはじめ、多くの来賓の方にもお出でいただき、ご指導いただけること 大変うれしく思っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 明日の特別企画として『「カリキュラム・マネジメント」の本質とはなにか』『具体的な取組はどのように進めていけばよいのか』について、本校カリキュラム創造部長との対談形式でご指導くださる山形大学の中井義時先生にもおいでいただいております。どうぞ 2日間よろしくお願いいたします。
 さて、本年度と来年度は、次期学習指導要領への移行期であり、次期学習指導要領による取組を積極的に進めるよう求められています。また、今年度の全国学力学習状況調査の問題の傾向や、A問題とB問題の統合が検討されていること等から、「資質・能力の三つの柱」を一体で育成することが 一層強く求められていることがわかります。変化の激しい社会をよりよく生きるために、求められる学力が確実に変化しています。

こうした大きな変化の時だからこそ、指導要領の文言の分析や解釈、授業論やプロセスの開発に終始するのではなく、教育の根源に立ち返って「人格の完成」を目指していくことが肝要だということを私たちは再確認したところです。

このことは、変化への対応に右往左往し、社会に流されるのではなく、本質を見極め 強い意志をもち 高い価値をめざし 自らの手で自分の未来を切り拓き、社会を創造していく人こそが、変化の時代をよりよく生きぬくことができると考えるからです。

こうした考えから、研究テーマを「よりよい自分に向かって 歩み続ける生き方が育つ学び」としております。

その詳細につきましては、この後、研究部長から説明申し上げます。

参会の全ての方にとって学びのある充実した時間となりますよう 頑張って参りますので、どうぞ、忌憚のないご意見をいただけますようお願い申し上げ、あいさつといたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。