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校長室だより

太陽の子

令和2年5月28日 校長 樋口潤一

グラウンド東側のアカシアの花が咲き誇り、艶やかな香りをふりまいています。ハナミズキの隆盛は終わりを告げ、いつの間にかクリの花が不思議な香りを放ち、梅雨の訪れが間近であることを教えてくれます。私たち人間の営みなど、知らぬことと言うように、草木・花々の季節はいつもと同じように移り変わっていきます。

子どもたちは本来、こうした自然にきわめて近い存在です。生命のエネルギーに満ち、躍動し、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、かかわりとつながりの中で成長し続けていきます。私たち教師は、全身で思いを表現し、学び成長し続ける子どもの姿が見たいと願い、子どもたちの溌剌とした声と笑顔を糧として、日々の仕事に打ち込んでいます。

しかし、新型コロナウイルス対策は、「離れること」、「ふれ合わないこと」、「マスクで顔を覆うこと」、「食事の時は話をしないこと」等、本来の子どもの姿や教師の願いにそぐわないことが強いられます。

こうした葛藤は、かつての天然痘やペスト、コレラ、新型インフルエンザなどの感染症との闘いでも例外なくありました。そして人間は、いずれの感染症とも共存し続けてきた歴史をもっています。
私たち教師も子どもたちも、共存の知恵と、新たなくらしを創造していく力を有していると、私は確信しています。

太陽の子