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校長室だより

太陽の子

令和3年4月8日 校長 樋口潤一

4月から新たに9名の先生方をお迎えし、3名の転編入の子どもたちが仲間入りし、そして本日(4月8日)の入学式で101名のかわいい1年生を迎えて、令和3年度がスタートしました。

昨年度は、全国一斉臨時休校の中で、4月の始業式・入学式を行うことができなかったことを考えると、こうして4月から予定どおり教育課程を進めることができるのは、幸せの極みだと感じます。昨年度、私は「太陽の子」第1号で、「人知を遥かに超える試練の中でこそ、私たちは希望を見いだし、叡知を合わせ、お互いを生かし合い支え合いながら一歩一歩前に進んでいく、そんな強さをもちたい」と書きました。そして、コロナ禍における努力と工夫、試行錯誤を積み重ね、ハイブリッド(状況に応じた対面・Zoom 等活用・動画配信等の組み合わせ)な対応能力を獲得し、進化を遂げてきました。

しかし、その進化の陰には、一人一人の教職員、そして子どもたちの目に見えない苦労と失敗の連続、そしてそれでもくじけず弛まず、希望をもって前に進み続けてきた強い意志がありました。今、本校に咲き誇る花々の美しさは、きっと「太陽の子・北国の子・日本の子」をめざし続ける私たちへの、高らかなエールなのだと感じています。

※「太陽の子」は、本校の教育目標であるとともに、私自身の教育観の原点となった灰谷健次郎(はいたに・けんじろう)作品の一つ、『太陽の子』(てだのふぁ)ともつながっています。

太陽の子