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校長室だより

太陽の子

令和3年10月1日 校長 樋口潤一

「昼のお星はめに見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ」金子みすゞの「星とたんぽぽ」の一節です。

コロナ禍で、これまで通りの「みのり班活動」ができない中、「みのり」という看板を降ろすということさえ考えたスポーツフェスティバル。それでも、「今までやったことがない」「今だからこそできる」「みのりSF(スポーツフェスティバル)」を創るのだと、教師も子どもも知恵と力を合わせて、実現に向けた挑戦を重ねてきました。

ペットボトルの応援グッズに3色のカラーテープで「虹」を表現し、応援とダンスパフォーマンスの動画を作り6年生が下学年の教室に出向いて動きを教え、双方向通信システムを活用しながらグラウンドと教室をつなぎリハーサルを行う…同様にコロナ禍にあった昨年度の「新たなみのりSF」をも超える、さらに新たな挑戦です。

生み出す苦労も多い、試行錯誤を重ねる手間もかかる…それなのに、どうしてこんなに教師も子どもも溌剌と楽しそうに前に向かっていくのでしょうか。それはきっと、「自ら行動」することで、「目に見えない『心の虹』」がかけられていくのがわかるからではないでしょうか。「見えぬけれどもある」と知る子どもたちは幸せです!

太陽の子