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校長室だより

平成26年度 PTA総会
学校経営説明

平成26年4月25日 校長 日伸哉

今年度の学校経営について、ご説明いたします。資料の1ページをご覧ください。

表頭にあります「一期一会 であいを大切にした学校づくり」を進めて参ります。今年度のスタートである4月1日の職員会議で、全職員に次のような話をしました。

ひととのであいを大切にしたいと思います。まもなく、学級で友と出会い、担任と出会う子どもたち。大きな期待と少しの不安を抱いて集まってくる姿が目に浮かびます。私たち教職員は、今日4月1日、ここに新しいメンバーで集いました。運命共同体の一員として。附属小学校の一員として。 いつも同じ仲間だという安心感やなれあい、惰性に陥っては、成長はありません。 一期一会・・・一生に一度、ただ一度の出会いと考えて常に誠をつくすべきだとする考え・・・その思いを大切にして、みんな互いに生きることだと思います。 附属小学校の子ども、教師、職員、保護者みんなの一年が、本当に幸せであるよう、心をこめてがんばりましょう。

このような思いの中で、児童「みんな」を、教職員「みんな」で育てていくことを確認いたしました。619名の子どもたち「みんな」を、学級・学年の枠を超え、事務の先生や図書の先生、栄養教諭を始めとする給食調理の先生、技能技師の先生、保健室の養護の先生、大学で派遣くださる講師や支援員、メンタルコーディネータ、特別支援教育コーディネータ、スクールカウンセラーの先生、そして担任の先生や担任外の先生、管理職も含め、「みんな」で育てていくことを再確認いたしました。したがって、どのクラスにも、教職員全員が関わります。

次に、学校教育目標です。校門前の石碑に刻まれた「太陽の子」「北国の子」「日本の子」を目指します。いつでもどこでも、この目標に直結する活動を行います。その中でも、目標にある「本質を見極め、強い意志で高い価値を目指す」ために、始業式と入学式で子どもたちと誓いました「三つのこと」に力を入れて参ります。資料中段にあります【1.さわやかで元気なあいさつ】【2.お話は目と耳と心で聴く】そして、【3.小さな社会人として地域のお手本になる】ことです。なにとぞ、ご家庭でも同じ歩調でお願いいたします。
さらに、附属学校として研究を中核とした「学び続ける子どもが育つ教育課程の工夫・改善」を進めます。6年間を見据えた「学級・学年カリキュラムの創造」やみのり班活動などの異学年交流活動を含めた「教育課程の創造」に力を入れて参ります。詳しくは、6月6日の教育課程説明会の折にお話ししたいと思います。

附属小学校だからできる教育という点では、山形大学や附属幼稚園、附属中学校、附属特別支援学校との連携はもちろん、文部科学省を始めとし全国の附属学校園との関わりを密に、「日本の子」を育てる視点での教育を展開していきます。また、附属小学校だから必要な教育という点では、研究の発信や地域への貢献、教育実習による教員の育成などを始めとした、他者との関わりで育つ教育が挙げられます。いずれにしましても、附属小学校の特色を活かした教育活動を展開して参ります。

さらに、今年度は、耐震工事を含めた増改築工事が本格化いたします。工事については、昨年度から取りかかっておりますが、東日本大震災の余波をうけ、資材不足や労働力確保等の課題も有り、工期が遅れている現状です。6月から予定しておりました業者による弁当給食は、9月からの予定になっております。大学の施設部と連携を密にして、すみやかに工事を進めていただくと共に、工期の日程等について早め早めにお知らせできるよう努力して参りますので、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。

また、昨年度のうちに、消費税増税等にかかり、給食費の値上げをお願いしておりましたが、実質25円の値上げとなります。出費多難な折ではございますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。