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校長室だより

平成26年度 前期終業式

校長あいさつ 平成26年10月10日 校長 日伸哉

今日は、前期の終了の日です。今年度の学校生活の半分が終わる節目の日です。1年生が入学してから、今日で106日めになります。6年生にとっては、最後の前期学習になりました。二度と戻れない時が流れています。皆さん一人ひとりが、この半年間のがんばりを振り返り、自分を見つめ直す一日であってほしいと願います。

まず、4月に、皆さんにお話した「三つの誓い」を振り返ってみましょう。
 心の中で、「三つの誓い」言ってみましょう。

一つめは、「さわやかで元気なあいさつをする」ということでした。
 皆さん、どうでしたか。しっかりできましたか。毎朝、校門の前で、さわやかで元気なあいさつを交わしましたね。では、お家で、お父さんやお母さんとは、どうでしたか。おじいちゃん、おばあちゃんとはどうでしたか。守衛さんとはどうでしたか。担任の先生とはどうでしたか。保健室の先生や事務の先生とはどうでしたか。音楽の先生とはどうでしたか。教生の先生とはどうでしたか。お友達とはどうでしたか。みのり班の仲間とはどうでしたか。学校に見えられたお客さんとはどうでしたか。校長先生とだけでなく、いつでも、誰とでも、目を見て、自分からあいさつすることが大切です。前期にうまくできなかった人は、後期に心してゆきましょう。

二つめは、「お話は、目と耳と心で聴く」ということでした。
 しっかり聴くためには、目を見なければなりません。目を見てお話を聴きましたか。目を見てお話を聴く子の成績は伸びています。「心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」ということわざがあります。心を入れて、目を見て聴く。そうすれば、成績はさらに伸びていきます。

三つめは、「小さな社会人として地域のお手本になろう」ということでした。
 まわりの人に迷惑をかけていませんか。バスの待ち方、バスの乗り方、心していますか。歩いてくるとき、安全に心がけていますか。おしゃべりに夢中になっていませんか。いのちを粗末にすることのないように、そして、今生活している地域を大切にしてほしいのです。今住んでいる地域が、将来、山形を含め、日本全国、世界各国で活躍する皆さんの「根っこ」になるからです。バスの運転手さんに気持ちのよいあいさつができているといううれしいお電話もいただきました。引き続き、後期もしっかり心していきましょう。

さて、各学年での「がんばり」について、少し振り返りたいと思います。

1年「ゆきやなぎ学年」の皆さん、毎日自分で登下校ができるようになり、たくましくなりましたね。あいさつも元気よく上手にできました。言葉の勉強も、数の勉強も、歌の勉強もたくさんできるようになりました。できるようになったことがどんどん増えて、校長先生は、とってもうれしいです。これからも粘り強く取り組んでいきましょう。

2年「つつじ学年」の皆さんは、クラスを超えて元気いっぱいに遊ぶ姿が印象的です。「なかよし登山」は、1年生のことを考えて、やさしく声がけする姿がたくさん見られたと聞いています。うれしいことです。そして、町探検や体育の勉強もよく頑張りましたね。とてもたのもしい2年生になってきたと思います。

3年「オリーブ学年」の皆さんは、1階から3階の教室に移り、附属小で一番眺めのよい、一番高い教室での勉強になりました。安全に気をつけてしっかり学習できましたね。また、体験学習では、県庁や霞城セントラル、立谷川工業団地や西蔵王牧場の見学を通して、班で時間を守って行動することの大切さを学びました。まもなく自然体験学習もあり、楽しみにしていることでしょう。

4年「やえざくら学年」の皆さんは、昨日、市民合同音楽祭ですばらしい歌声を披露してくれました。元気で澄み切った歌声は本当にきれいでしたよ。心の底から歌う楽しさを教えてくれました。ありがとう。また、上学年としての意識が芽生え、みのり班活動での下学年への言葉かけや気遣いにも現れています。たのもしさとたくましさを感じています。

5年「ゆず学年」の皆さんは、新しいクラスで、新しい仲間や先生と、高学年としての自覚をもちながら、よりよい自分をめざして努力しました。特に宿泊学習では、「笑顔」をテーマに、協力することや自分から進んで動くことなどを目標にし、大雨の中でもしっかり活動することができたのは大きな自信と成長につながりました。また、みのり班や「しごと」の活動を見ていると、少しずつ6年生からバトンを引き継ぎ、学校のリーダーとしての心構えができはじめていることをうれしく感じます。

6年「ほおのき学年」の皆さんは、学校のリーダーとして、入学式など大事な学校行事の準備を、丁寧に一所懸命進めてくれました。みのりスポーツフェスティバルでは、みのり班を中心に力の限り取り組んでいた姿が印象的でした。元気な開幕太鼓もすてきでした。また、学校をよくするための「しごと」でも、常に課題意識を持ち、その役目をしっかりと果たそうと努力してくれています。これからも、よりよい学校づくりのために、みんなのお手本として活躍してくれることを期待しています。

最後に、どの学年でも、「縁の下の力持ち」がたくさん生まれました。本当にうれしいことです。そして、尊いことです。帰り際に、そっと机をそろえてくれたり、開いている窓を閉めてくれたり、不要な電気を消してくれたり、廊下に落ちているゴミをそっと拾ってくれたり・・・。こころ温まる姿に触れられたことに感謝です。
 皆さん一人ひとりの成長を本当にうれしく思います。同時に、皆さんは、今日という節目の日に、成長を支えて下さった先生方やお家の方に感謝しなければなりません。では、これからも、自分をよりよく伸ばしていきましょう。