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校長室だより

平成26年度 後期始業式

校長あいさつ 平成26年10月14日 校長 日伸哉

今日は、後期のはじまりの日です。まずもって、皆さんが元気に後期の始まりを迎えられたこと、大変うれしく思います。また、雨風が厳しい中、しっかり自分の足で、登校できたこともうれしい限りです。これからも登下校は十分注意して下さいね。

さて、後期が始まる節目の日にあたって、大きく二つのことをお話しします。

 一つ目は、前期の終業式で確認をした「三つの誓い」をしっかりと続けていくと言うことです。  
 三つの誓いの一つ目は「さわやかで元気なあいさつをする」ですね。
 今日も校門の前で、雨の中、さわやかで元気なあいさつが交わせましたが、大切なことは、いつでも、誰とでも、目を見て、自分からあいさつすることです。
 二つめは、「お話は、目と耳と心で聴く」ことですね。
 「心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」心を入れて、目を見て聞く。心の糸をしっかり張る。心の糸を太く太くする。そうすれば、成績はさらに伸びていきます。
 三つめは、「小さな社会人として地域のお手本になる」ことです。
 今生活している地域、今住んでいる地域を大切にしていきましょう。そのためには、気持ちよく暮らす方法が必要でしたね。バス乗りもその一つです。歩く姿もその一つです。引き続き、後期もしっかり心していきましょう。

では、もう一つ、節目にあたってお話しします。

先日、ノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さん(17)とインドのカイラシュ・サティヤルティさん(60)のことは、知っていますね。マララさんは、史上最年少のノーベル賞受賞者となりましたが、ふたりとも、「平和的な世界の発展のためにがんばっていること」が評価されたと報道されていました。世界では、勉強をしたいけれどもできない地域の人がたくさんいます。勉強をしたくてもできない子どもたちがたくさんいます。私たちは、どんなに恵まれた環境にいるか、考えなければなりません。
 何のために勉強するのか。
 何のために学校に来るのか。

勉強すれば、いろんなことができるようになります。自分の頭で考えることができるようになります。
 字を書くことができれば、気持ちを伝えることができるようになります。
 話すことができれば、心と心が繋がります。豊かな生活ができるようになります。計算することができれば、深く深く物事を考えていくことができるようになります。だから、勉強をするのですね。豊かな生活をめざすために・・・。そのためには、お友達とも仲良くしなければなりません。目標、めあて、志をしっかりと持たなければなりません。

後期のはじまりの日にあたり、自分の「目標、めあて、志」をもう一度確認してほしいと願います。