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校長室だより

平成26年度 修了式 あいさつ

平成27年3月20日 校長 日伸哉

今日は、1年間の学習がすべて修了する節目の日です。

今、学年代表のお友達に、修了証書を渡しました。皆さん一人ひとりには、後で、担任の先生からきちんとお渡しします。誰ひとり欠けることなく、修了証書を渡せること、とてもうれしく思います。皆さん、1年間の修了、心からおめでとう。

さて、1年間の頑張りを振り返ってみましょう。今年は、4月に、三つの誓いを立てましたね。

皆さん、どうでしたか。心の中で振り返ってみましょう。

(間)

しっかり振り返られましたか。自分のことは、自分が一番よくわかりますね。でも、もうひとり、よくわかる人がいるんです。どなたでしょうか、わかりますか・・・。お家の人でしょうか?担任の先生でしょうか?校長先生でしょうか・・・?

小さい頃、校長先生はこう教えられました。「自分のことは自分が一番よくわかる。自分にうそはつけない。そして、お天道様(お日様)が、そのことをしっかり見ているよ。」と。

人はごまかせても、自分にはごまかしはききませんし、一つひとつの行いは、自分の他に、お天道様も見ているのです。ですから、人から見られているからするしないではなく、自分一人だからこそ、しっかり、自分の心で決めて行うことが大切なのです。そして、それを、お天道様がじっと見ているのです。

さて、一つ目の「さわやかで元気なあいさつ」は、毎朝よく頑張りましたね。アンケート結果では、84%の人が、「あいさつ」についてしっかりできていると感じています。とても、すばらしいことですね。でもね、あいさつは、100%になってほしいと思います。なぜでしょうか。気持ちよい生活をおくるための基本だからというだけでなく、皆さんにはその力があるからです。力があるのに、それを発揮しないというのは、とてもさびしいことで、自分にとって大変失礼なことだからです。附属小学校は、より高い価値をめざすことを「日本の子」と表現し、めあてにしていますよね。だから、100%をめざすことが大切です。

二つ目の「お話は目と耳と心で聴く」ことについては、今もしっかりできていますね。皆さんの目が校長先生にしっかりと注がれています。大変すばらしいことです。ダブル握手です。これからも続けて頑張ってゆきましょう。

三つ目の「小さな社会人として地域のお手本になる」ことについては、もうひと頑張りのようです。23%の人が、できていなかったと反省しています。特に、バスの待ち方・乗り方、そして歩き方の問題です。きまりや約束をしっかり守ること。気づいたら教え合うこと。そして、みのり班のようにお互い支え合うことが大切ですね。来年も、この大切な三つの誓いは続けていくことにしましょう。

次に、学年での頑張りに触れてみます。

ゆきやなぎ学年は、「元気に生活すること、自分でしっかり考えること、友だちとなかよくすること」を一生懸命に頑張ってきましたね。幼稚園に比べると、できることがたくさん増えましたね。フェスティバルでの「からすのパンやさん」も良かったよ。来年は、新しい1年生に色々なことを優しく教えてくださいね。期待しています。1年生全員が2年生への進級です。

つつじ学年は、「みんなと関わりながら、なりたい自分をもとめて、自分のよさをのばす」ことを頑張ってきましたね。いのちの学習も一生懸命に取り組んでいましたね。すばらしいことです。フェスティバルでの「ないた赤おにーつつじスペシャルー」も心が温かくなりました。力を合わせることのすばらしさを教えてくれました。ありがとう。来年は教室が3階に上がります。気をつけて学習してゆきましょうね。全員が、三年生に進級です。

オリーブ学年は、「新しいクラスで、新しい友だちとのつながり」を大切にしてきましたね。また、校外に出て、様々な体験活動をしました。そして、「みんなのことを考えることや見通しを持って、学級や学年を良くしようとする」その姿に、心を打たれました。フェスティバルでも、心のこもった合唱や合奏、リズムダンスを披露してくれましたね。来年はいよいよ上学年の仲間入りです。クラスの絆を一層深めていきましょうね。全員が、4年生に進級です。

やえざくら学年は、「100人で高まり合おう」を合言葉に、いつもよりよい判断をして行動しようと頑張ってきましたね。市民合同音楽祭では、心を一つにし、美しいハーモニーで、そのまとまりを見せてくれました。また、宿泊学習やフェスティバルでも学年のまとまりを見せてくれました。そして、失敗したり間違ったときは、「ごめんなさい」もしっかり言える素直でやさしい皆さんです。来年は、高学年。みのり班でもサブリーダーとしての活躍になります。多いに信頼しています。全員、5年生に進級です。

ゆず学年の皆さんは、「団結」をキーワードにして、フェスティバルに力を注いでくれました。常に、「よりよいくらし」を意識し、友だちと協力しながら頑張ってきた姿は、さすが高学年。偉いなあ、頼もしいなあと見ていました。
 そして、何よりも、すばらしかった姿があります。それは、自分(私:わたし)を大切にしながらも、みんな(公:おおやけ)を大切にしようと、みんなのために、「縁の下の力持ち」として地道に取り組んでいた姿です。6年生を送る集会でもそうでしたが、新1年生のための入学選抜のお手伝いや、卒業式準備での働きは、本当に尊いものでした。これならば、最高学年の6年生を任せられると確信しました。来年度も、このまま先頭に立ち、附属小学校をさらによりよい学校にしてほしいと願います。全員、6年生に進級です。

時が流れています。
いよいよ、26年度に「さようなら」です。

今年出会ったお友達や先生方に、心の底から「ありがとう」の気持ちを伝えて、26年度に「さようなら」しましょう。

県外に転校されるお友達もいると聞いています。体に気をつけて、新しい学校でも頑張ってくださいね。

明日からは、春休みですが、附属小学校の子どもとして、規則正しい生活を送り、来年度4月7日、みんなで元気に会いましょう。