写真

校長室だより

前期終業式 校長あいさつ

平成27年10月9日 校長 日伸哉

おはようございます。

今日は、前期の終了の日です。今年度の学校生活の半分が終わる節目の日です。1年生が入学してから、今日で104日めになります。6年生にとっては、最後の前期学習になりました。二度と戻れない時が流れています。

簡単に、今年度の「附属小学校四つの誓い」を振り返ってみましょう。

一つめは、「さわやかで元気なあいさつをする」ということでした。
 毎朝、校門の前で、さわやかで元気なあいさつを交わしましたね。では、お家では、どうでしたか。おじいちゃん、おばあちゃんとはどうでしたか。近所の方やバスの運転手さんとはどうでしたか。担任の先生とはどうでしたか。保健室の先生や事務の先生、音楽の先生とはどうでしたか。給食の先生や技能技師の先生とはどうでしたか。お友達やみのり班の仲間とはどうでしたか。守衛さんとはどうでしたか。附属小学校には、たくさんのお客様が見えられますね。
 いつでも、誰とでも、目を見て、「自分から進んで」あいさつすることが大切です。今後も、しっかり続けてゆきましょう。

二つめは、「お話は、目と耳と心で聴く」ということでした。
「心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」ということわざがあります。心を入れて、目を見て聞く。そうすれば、成績はぐんぐん伸びていきます。友だちもどんどん増え、もっと仲良くなれます。

三つめは、「小さな社会人として地域のお手本になろう」ということでした。
 今住んでいる地域が、将来、皆さんの「ふるさと」になります。ですから、地域を大切にしてほしいのです。「ふるさと」は、心のよりどころになります。
 地域の人に迷惑をかけていませんか。バスの待ち方、バスの乗り方、心していますか。歩いてくるとき、安全に心がけていますか。おしゃべりに夢中になって、道いっぱいに広がっていませんか。心をしっかり入れて、いのちを粗末にすることのないように、人に迷惑をかけないように、しっかり心してゆきましょう。

四つ目は、「一日一善」に取り組むことでした。
 「一日に一つ良い行いをし、それを積み上げていこう」ということでしたが、皆さんにとって心からよかったと思えること、たくさんできましたか。今、代表集会では、「心の花」を掲示する取り組みを考えていますね。とても、すばらしいことです。是非、みんなで、たくさんの「心の花」を咲かせてゆきましょう。

さて、各学年での「がんばり」について、少し振り返りたいと思います。

1年「ゆずりは学年」の皆さん、毎日自分で登下校ができるようになり、たくましくなりましたね。あいさつも元気よく上手にできました。算数のお勉強も、国語のお勉強も、生活科のお勉強もたくさんできるようになりました。できるようになったことがたくさん増えて、校長先生は、とってもうれしいです。これからも粘り強く取り組んで、「できること」をどんどん増やしていきましょうね。

2年「ゆきやなぎ学年」の皆さんは、クラスを超えて元気いっぱいに遊ぶ姿が印象的です。「なかよし登山」は、1年生のことを考えて、やさしく声がけする姿がたくさん見られたと聞いています。とてもうれしいことです。また、メダカを育てたり、すてきな歌声を響かせたり、体育のトレジャーハントを頑張ったりと、とても、たのもしい2年生になってきたと思います。

3年「つつじ学年」の皆さんは、1階から3階の教室に移り、附属小で一番眺めのよい、一番高い教室での勉強になりました。つつじジュニアオリンピックでは、クラスみんなが「情熱」を合言葉に競い合いました。また、体験学習では、霞城セントラルや七日町商店街、御殿堰などの見学を通して、山形市の歴史や班で時間を守って行動することの大切さを学びました。素晴らしい前期になりましたね。

4年「オリーブ学年」の皆さんは、なわとびのクラスマッチを通して、力を合わせることや「本気」で取り組む充実感を味わいましたね。涙がこぼれるくらい「本気」で取り組むことは、とても尊いことです。また、上学年としての意識が芽生え、みのり班活動での下学年への言葉かけや気遣いにも現れています。たのもしさとたくましさを感じています。

5年「やえざくら学年」の皆さんは、新しいクラスで、新しい仲間や先生と、よりよい自分をめざして努力してきました。特に、花山少年自然の家での宿泊学習では、「恕」の心を忘れずに、自然を楽しむことや素早く安全に行動することをめあてにし、初めての沢活動を通して、大きな自信を得ると共に確かな成長を見せてくれました。また、みのり班や「しごと」の活動を見ていると、少しずつ6年生からバトンを引き継ぎ、学校のリーダーとしての心構えができはじめていることを、大変うれしく感じます。

6年「ゆず学年」の皆さんは、学校のリーダーとして、入学式など大切な学校行事の準備を、丁寧に一所懸命進めてくれました。感謝しています。みのりスポーツフェスティバルでも、会場整備を含め、「一人一役」として「責任」ある行動をとると共に、みのり班を中心に力の限り取り組んでいた姿に心打たれましたし、新たな種目である三十人三十一脚も、「仲間と協力」してよく頑張りました。これからも、よりよい学校づくりのために、みんなのお手本として活躍してくれること、そして、附中入試に向けてしっかりと力を蓄えていくことを期待しています。

最後に、すべての学年で、「縁の下の力持ち」がたくさん生まれました。帰り際に、そっと机をそろえてくれたり、開いている窓を閉めてくれたり、不要な電気を消してくれたり、廊下に落ちているゴミをそっと拾ってくれたり・・・。「心の花」がたくさん咲きました。本当にうれしいことです。そして、尊いことです。

皆さん一人ひとりの成長を心からうれしく思います。同時に、皆さんは、今日という節目の日に、成長を支えて下さったお家の方や先生方に感謝しなければなりません。午後には、学習参観や先生方とお家の方との懇談会がありますが、皆さん一人ひとりも、この半年間のがんばりを振り返り、自分を見つめ直す一日であってほしいと願います。

それでは、後期の始業式で、元気に顔を合わせましょう。
 お話を終わります。

<動画>