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校長室だより

全校朝会 校長講話(向上無限)

平成27年12月3日 校長 日伸哉

おはようございます。
 寒い中で、がんばって歌いましたね。「ひとつぶのいのち」いい歌です。
 また、昨日のクリスマスコンサートも素敵なハーモニーでした。弦楽部、合唱部のみなさんの日頃のがんばりが伝わってくる楽しく充実したひとときでした。 みのり班の仲間も聴きに来てくれましたし、お家の方々もたくさんみえられました。 おじいちゃん、おばあちゃんも来てくれましたね。うれしかったですね。

さて、暦は、もう12月になりました。
ところで、今日は12月3日ですが、何の日かわかりますか。誕生日の人もいるかもしれませんね。 実は、「奇術(マジック・手品)の日」なんだそうです。その理由は、「1(ワン)2(ツー)3(スリー)、はい消えました!」という奇術(マジック)の定番のかけ声から、 日本奇術協会が1990(平成2)年に12月3日を記念日としたのだそうです。豆知識です。
 記念日にちなんで、ちょっと手品でも披露してみましょうか。

(イエーッ)では、手を使って・・・ ワン、ツー、スリー・・・(オーッ)

では、お話に戻ります。
 今日は、「向上無限(こうじょうむげん)」ということについてお話しします。校長先生の大好きな言葉の一つです。
 この言葉は、附属小学校の会議室に、額に入れて飾ってあります。 昭和61年の時に、当時、文部大臣だった海部俊樹さんが、附属小学校のために書いて贈ってくれた言葉です。 海部俊樹さんは、後に総理大臣にもなられた方です。平成元年の第76代の総理大臣です。

「向上無限」の意味は、「向上しようと思えば(よりすぐれたものに高まろうとすれば)、無限に、限りなく、どこまでも高まることができる」という意味です。
 私たちは、いつも、よりよい生活・よりよいくらしを求めています。今より少しでも気持ちが明るくなるように、今より少しでも楽しくなるように、今より少しでも賢くなるように、今より少しでもできることが増えるように、そう願って生活しています。今よりもちょっとだけ、よりよい自分に、よりよい友達に、よりよい仲間に、よりよいクラスに、よりよい学年に、そして、よりよい学校に、また、よりよい家族に、よりよい地域に、よりよい山形に、よりよい日本に、よりよい世界になれることを、「向上無限」という言葉は、教えてくれています。

ですから、この「向上無限」という言葉を大切にして生活してほしいと願います。そのためには、「あきらめないこと」「途中で投げ出さないこと」です。もう一度いいます。「あきらめないこと」「途中で投げ出さないこと」です。でも、途中でくじけそうになることもありますね。その時は、声に出して人に話してみるのです。校長先生の場合、学校であれば、お隣にいる先生方に話をしてみます。そうすると、いいアイデアが生まれたり、勇気が湧いたりするのです。みなさんであれば、お友達や先生、家族に話してみる。人は、対話をしながら、話をしながら、よりよいものをめざす術(すべ)を獲得していくのです。
 各学年では、今、一生懸命に頑張っていることがいくつかありますね。全校で取り組んでいる四つの誓いもあります。声を出し合って高い価値(よりよいもの)をめざしてゆきましょう。向上無限です。
 もう少しで、新しい年がやってきます。寒さに打ち勝ちながら、春に向かって、しっかり学習を続けていきましょう。

お話を終わります。