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校長室だより

平成28年度 前期始業式 あいさつ

平成28年4月7日 校長 日伸哉

新しい6名の先生、新しい6名のお友達を迎え、28年度が始まりました。まずは、皆さんの元気な姿にふれ、心からうれしい気持ちで一杯です。大きなけがや事故に遭わずに、みんながそろったこと、本当にうれしいことです。まずは、ダブル握手ですね。

やえざくら学年の皆さんは、最高学年になりました。第6学年・最高学年に進級、心からおめでとう。学校のリーダーとして大いに期待しています。 また、ゆずりは学年、ゆきやなぎ学年、そして先ほど新しく5名のお友達を迎えたつつじ学年、さらに、1名のお友達を迎えたオリーブ学年の皆さん、進級おめでとう。 みんなで、仲良く楽しく学習してしていきましょうね。

この佳き日に、皆さんと一緒に頑張っていきたいと願うことがあります。
4つです。もうわかりますね。そうです。これまで頑張ってきた4つの誓いです。
言えますか?

一つ目は、「さわやかで 元気な あいさつ」ですね。毎朝正門で、目を見て、みなさんとあいさつを交わすのを楽しみにしています。

二つ目は、「お話は目と耳と心で聞く」ということですね。心の糸をしっかり張って、太く太くしてほしいと思います。

三つ目は、「小さな社会人として、地域のお手本になろう」ということでしたね。私たちは地域社会で暮らしています。そして、そこがふるさとになります。 ふるさとで気持ちよく暮らすには、ルールをしっかり守ることです。ふるさとを大切にすることは、みんなの願いです。小さな社会人として、地域のお手本になれるよう、バスの乗り方や歩き方に気をつけていきましょう。

四つ目は、「一日一善」です。「一日に一つ良い行いをし、それを積み上げていこう」ということです。毎日、心の花を一つずつ咲かせていきましょう。

では、四つの誓いのしるしに、皆さんと握手です。心を込めて、頑張ってゆきましょう。


今日は、もう一つ、お話をします。

皆さんに、是非、聴いてほしい詩があるのです。読んでみます。

わたしと小鳥とすずと
        金子みすゞ

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

「みんなちがって、みんないい。」
 校長先生は、ここが一番好きです。皆さんは、どうですか。

私たちは、一人ひとり、みんな違います。お名前も、生まれた日も、住んでいるところも、身体の大きさも・・・、そして大切な心も。 みんな違うからこそ、尊いんですね。一人ひとりが違っているからこそ、尊いんですね。違うことが当たり前とできる附属小学校だからこそ、本物の学習ができるのだと思います。
 ですから、「みんなちがって、みんないい。」そういう気持ちを持って、28年度のスタートをきってほしいと願います。 今年1年が、一人ひとりにとって幸せな年になるよう、心をこめて頑張っていきましょう。

お話を終わります。