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校長室だより

平成28年度 PTA総会 学校経営説明

平成28年4月22日 校長 日伸哉

学習参観、いかがでしたか。 新しい年度になり、新しい出会いのもと、一人ひとりが懸命に頑張っている姿が見られたことと思います。1年生の各クラスでの歌声、素敵でした。お話の仕方や手の挙げ方もしっかりしていました。 幼稚園や保育園では見られなかった成長の姿も見られたのではないでしょうか。また、6年生は、最高学年になり顔つきもさらに大人びてきました。最高学年としての責任感の表れだと思っています。 それぞれの学年が、よいスタートを切れたのではないかと思います。

今年度のスタートにあたって、4/7の始業式で、次のような詩を紹介しました。ホームページにも「校長室だより」として載せていますが、読んでみます。

わたしと小鳥とすずと
        金子みすゞ
        ※童謡詩人 明治36年(1903)生
           本名 金子テル 享年26歳
           山口県大津郡に生まれる


わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

私たちも、一人ひとり、みんな違います。名前も、生まれた日も、住んでいるところも、身体の大きさも、見た目も・・・そして大切な心も。みんな違うからこそ尊いということを伝えたくて紹介しました。 一人ひとりが違っているからこそ、それぞれの持ち味があるからこそ尊い。違うことが当たり前とできる附属小学校だからこそ、本物の学習ができるのだと思っています。みのり活動の大テーマも「一人ひとりのよさをわかり合い、心の輪を広げよう。」と考えてくれました。

ですから、「みんなちがって、みんないい。」そういう気持ちを持って、二十八年度のスタートをきったところです。今年一年が、一人ひとりにとって幸せな年になるよう、心をこめて頑張ってゆきたい、そう思います。


それでは、今年度の学校経営について、ご説明いたします。
 資料の一ページをご覧ください。

昨年度に引き続き、今年度も「『一期一会』を大切にした学校づくり」を進めて参ります。また、資料中断に記載してある「附属小4つの誓い」については、今年度も継続して、大切にして参ります。 【@さわかで元気なあいさつ】【Aお話は目と耳と心で聴く】【B小さな社会人として地域のお手本になる】そして、【一日一善】です。ご家庭でも同じ歩調でお願いいたします。

また、28年度の特色ある活動として、@同窓会の支援を生かした取り組み、具体的には、6年生の修学旅行で本校OBやOGのおられる職場訪問を企画しています。 また、A開校記念日には、走力の伸長や競い合いの楽しさの感受を目標に、開校記念かけっこ記録会も実施予定です。 さらに、B感性に培う教育環境づくりとして、栽培活動や飼育活動にも力を入れて参ります。 また、C今年度新たに、担任外に「道徳教育推進教師」を置き、全校道徳授業なども視野にいれながら、道徳教育の充実を図って参ります。 公開研究会につきましては、6/16〜17、秋の協議会につきましては11/10を予定しております。

591名の子どもたちを、全職員でしっかりと育てて参りたいと思います。どうか、学校、保護者、そして地域も含めて一体となって教育活動が展開できますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。

平成28年4月22日
山形大学附属小学校長 日伸哉