ミャンマー連邦に農業技術支援(農学部)


   
 地域との連携を通じ、農学技術を活用した国際貢献に取り組んでいく意欲を見せている山形大学農学部では、平成17年度から3年間、ミャンマー連邦に対して専門家の派遣、研修員の受け入れ、現地指導者の育成、農家の組織化と技術指導などを柱とする農業技術支援を行うこととなりました。
 これは、本学農学部が所在する鶴岡市が、粕渕辰昭農学部長、安藤豊農学部教授等と協力して、独立行政法人国際協力機構に対し、「平成17年度草の根技術協力事業」として申請したものが、ミャンマー国稲作技術普及事業として予算化されたものです。
 同国においては、基幹産業である農業の就労人口が全体の6割を超えており、特に主食たる米については、食料安全保障や社会・経済の安定のために極めて重要な役割を果たしてきていますが、生産財の不足や栽培技術・収穫後処理技術等の問題により、収穫量は、庄内地域の半分以下という低収量・低品質となっています。
 そこで、本学農学部と鶴岡市の連携により、庄内地域の有する稲作技術や経験の蓄積を活かし、同国の農業技術者や農業普及員を対象として、施肥技術を中心とした適切な稲栽培体系、収穫・調整技術の技術指導を行うとともに、展示圃の整備や農民組織の確立を通じた技術の普及を図り、収穫量の増産と高品質化、農民の生計向上に寄与していきたいとしています。
 折しもスマトラ島沖地震による津波等の被災状況も懸念される中、本学農学部では、この支援活動が同国の活性化の一助になることを願うとともに、山形県の幅広い稲作技術が世界に発信され、普及されていけばと考えています。
 
生産性の向上が期待されるミャンマーの農地 様々な農業技術が活かされている山形県の稲作

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