約10年前1996年9月1日に福岡から山形大に着任してその月の21日だったと思うが姥沢リフトを利用してブナの森を見つつ姥が岳のふもとに着いたとき,残っている雪田をみて感激した。九州では夏に雪を見るのは不可能だから。
その後,月山,栗駒山などに毎年のように登って東北の自然のすばらしさを満喫した。
栗駒山へは,鳴子を過ぎて石出山から国道398号線を利用する。花山村をとおりぬけて湯浜峠から栗駒道路を通り須川温泉へぬけるルートである。山形に来る直前,岩波新書に出版された「ブナの森を楽しむ」という本(東北大農学部を定年退官した西口親雄氏が書いたもの)を読んでいて,湯浜峠についたときに眼前に広がるブナの原生林の海とそのむこうに横たわる栗駒山の雄大な美しさについて書かれた一節があって,一度いってみたいと考えていた。それが実現して湯浜峠からの雄大な光景を目の当たりにしたときは本当に感動した。須川温泉から10分ほどのところにある「名残が原」湿原は四季折々の高山植物を楽しむことができる。
昨年2005年の8月12日にやはり姥沢のリフトを利用して月山に登山したとき,高山植物の花々の豊富なことに驚いた。定年後は福岡で暮らすことになるが東北の自然の思い出はいつまでも心に残ることになるだろう。
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