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地域教育文化学部  石塚 秋恵

わたしの大切な時間

 私は先日まで続いていた夏休みにカナダのバンクーバーで約一カ月過ごしまし
た。 初めての海外でホームシックになるのではないかと心配しながら行ったのですが、「日本に帰りたい!」と思ったことは一度もなく、「カナダにこのままずっといたい!」と思うほど素敵な時を過ごさせていただきました。
 留学状況については、バンクーバーにあるCSLIで3週間は午前中のみ残りの1週間は午前・午後の一日中授業を受けてきました。なぜこのような変則的な授業にしたかというと、今回が初海外ということもあり慣れるまでに時間がかかるだろうと思ったからです。一日中の授業をとっている人よりも自分の時間がとれたので街をぶらぶら歩いたり、ホストファミリーと遊べたりと勉強ももちろん、プライベートも充実した期間を過ごせることができました。
 そして具体的な成果については2つあります。1つ目は日本の文化を少し広めることができたことです。というのは、今回日本から自分の浴衣と折り紙を持参していきホストファミリーと折り紙で遊んだり浴衣を着たりしました。また学校にも浴衣を持って行き、浴衣を着てみたいと言ってくれた韓国人の友達に着せてあげたりしました。そこから浴衣を珍しがってやってきた子たちと新しく友達になれたりとても楽しかったです。2つ目は一カ月で耳が英語に慣れたことです。朝から晩まで英語詰めの生活は慣れるまで大変でしたが、一カ月を外国で過ごすと以前よりははるかに英語がスーっと理解できるようになりました。スピーキングの面については、英語をペラペラに話せるようには一カ月とういう時間は大変短いと痛感しました。しかし一カ月をカナダで過ごすとわかりやすい簡単な表現が選ぶことができるようになり割と早く自己表現ができるようになったと思います。
 最後にバンクーバーでの生活で感じたことは、すごく住みやすい街であるとういうことです。電車やバスに乗れば様々な人種の人たちがあふれています。バンクーバーは移民で構成されている街といっても過言ではありません。あと、少し高いですが街に行けば日本料理も食べれますし、スーパーに行けば日本食品も手に入ります。カナダにいても母国を感じることができるそんな国であると感じました。また気候については、私のホストマザーは「バンクーバーは365日の内の300日は雨なんだよ。」と教えてくれました。しかし夏はその残りの60日にあたり、晴れの日が多いです。なのでバンクーバーに行くなら夏をお勧めします。そしてバンクーバーで生活して強く感じたことが2つあります。その1つ目は自分のための時間をもつことはとても大事であるということです。日本にいるときは学校・サークル・バイトなどなどと多忙でたまに我を忘れてしまうことがあります。しかし、バンクーバーでは時間がゆっくり流れています。自分のために休みの日を全部使えたり、平日は早く寝て早く起きるとう健康的な生活をおくれたりと自分に余裕を持つことができました。余裕が持てれば人にも優しくできます。日本ではとても辛い時間を過ごしていたのだと初めて実感しました。2つめは英語を本気で身に着けるためには半年や一年滞在したほうがいいということです。一カ月はあっという間であると感じましたし、もっともっと長くいたかったと思いました。
 今でもたまに飛行機に乗ってカナダに帰る夢を見ます。そのくらい私にとってこの一カ月は素敵な、貴重な時間でした。これは自分の力だけではもちろん不可能なものでした。校友会事業にはとても感謝しています。本当に、本当にありがとうございました。このカナダで過ごした一カ月は私の人生の宝物です。